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【セミナー報告】第7回医療体験セミナーを開催いたしました

12月14日(土)に第7回医療体験セミナーを開催いたしました。今回のセミナーは本来10月12日に開催の予定でしたが、台風のため延期となり、参加の高校生の皆さんには2か月お待たせしてしまいました。その分、事務局としては大変気合を入れて臨みましたので、楽しんでいただけたのではないでしょうか。

また、今回は高校生対象のため、新たに「小児注射」「評価型縫合シミュレーター」の体験内容を用意しました。この2種類は難易度が高いのですが、おもしろいと感じてもらえると思うので、高校生にぜひ体験してもらいたいとの先生方の思いから取り入れられました。

それでは、セミナーの様子をご紹介いたします。

 

開会式

消化器・低侵襲外科山内先生の進行でスタート!まずは婦人科北出真理教授より、緊張気味の参加者の皆さんがホッとするようなあたたかいご挨拶をいただきました。

 

次に各ブース担当者から体験内容をご紹介いただきました。

 

 

グループのチューター役は当大学の学生です。今回は初めて国際教養学部の学生さんもボランティア参加してくれました。

 

 

医療シミュレーション体験開始!

 

SASUKEブース

■SASUKE(婦人科腹腔鏡下鉗子ゲーム)

腹腔鏡下での鉗子手技をゲーム感覚でトレーニングできるSASUKEブースです。このSASUKEは「医学生がお金をかけずに楽しんで鉗子トレーニングできるように」と北出教授をはじめとする婦人科の先生方により考案されました。今回は4種目のタイムトライアルでスコアを競い、上位者には賞品が贈られます。

 

手術室ブース

■電気メス体験

コヴィディエン㈱製の電気メスを使用し、実際に食用のお肉を切開。メスの使用方法や左手の鑷子の操作方法を消化器外科の伊藤先生とコヴィディエンジャパン社のスタッフの方々にレクチャーいただきました。

 

点滴体験

実際に静脈に点滴を入れる体験です。血管の圧迫方法や針の持ち方、逆血のしくみなどを手術室の看護師からレクチャーいただきました。

 

小児注射

今回初めての実施。子供の注射は腕に刺すことが多いのですが、使用のシミュレーターは手の甲に刺すモデルです。「子供の血管は細く、針を入れるのが難しいので、大人の点滴で針刺しを体験した後にこの体験をした参加者はとても難しく感じたのではないかと思いますが、子供の注射の難しさも実感してもらえたら嬉しいです。」とレクチャーしていただいた小児病棟の看護師山口さんからコメントをいただきました。手の下に明かりを置くことで血管が見える仕組みになっており、歓声が上がっていました。

 

VRシミュレーター体験

VR腹腔鏡シミュレーター

腹腔鏡を使用した手術をバーチャルで体験できるシミュレーターです。その基本となる鉗子やハサミ、カメラの操作トレーニングもできるので、今回は大腸・肛門外科の本庄先生よりハサミの使い方をレクチャーいただきました。

 

VR血管造影シミュレーター

血管にカテーテルやワイヤーを通し、手術や検査がバーチャルでできる血管造影シミュレーターです。今回はガイドワイヤーを通す練習と実際に頸動脈にステントを置く手術を体験してもらいました。レクチャーはシミュレーションセンタースタッフの大沼さんです。

 

VR内視鏡シミュレーター

胃カメラを胃や十二指腸に通し、バーチャルで検査ができるシミュレーターです。消化器の構造やスコープの使い方を医学部4年生の須賀君よりレクチャーいただきました。カメラを喉に通すことが難しく、無理に入れるとシミュレーターが咳き込んだり「痛い!」という声を出すので、そのリアルな感じに驚いている参加者も見られました。

 

蘇生ブース

成人救急蘇生

心停止にプログラム化された患者さんを蘇生させる体験です。胸骨圧迫や換気、聴診、脈の確認など、一連の蘇生の流れを体験しました。レクチャーはMedVision社の尾形さんです。

 

 

小児救急蘇生

小児の蘇生技術を小児科の古川先生よりレクチャーいただきました。成人とは大きく違う、意識の確認や胸骨の圧迫、換気などの方法や医師が留意していることを教えていただきました。また、心電図モニターで波形を確認し、アルゴリズムに沿って電気ショックをかけるなど、一連のCPRを体験しました。

 

産科ブース

分娩体験

分娩シミュレーターで経膣分娩を体験。産科の大科先生より、自然分娩と鉗子分娩の2種類の取り上げ方をレクチャーいただきました。大科先生の元気な誘導の掛け声で無事赤ちゃんが取り上げられると、参加者にはとてもいい笑顔が見られていました。

 

胎児超音波診断

エコーでお母さんのお腹をスクリーニングし、お腹の中の赤ちゃんの発育を検査する体験です。消化器・低侵襲外科の折田先生により、胎児の心臓や肺などが動いている様子の見方や性別の判断の仕方などをレクチャーいただきました。

 

縫合ブース

外傷の縫合

針の持ち方や縫い方、糸の結び方など、縫合の基本を消化器・低侵襲外科の夕部先生、頴川先生よりレクチャーいただきました。初めて持つ縫合の器具に緊張しながらも、先生方の見本を見ながら丁寧に縫合していました。

縫合評価シミュレーター

このシミュレーションも初めての実施となります。縫い方、結び方が正確かどうかをシミュレーターが評価し、スコア化されるので、個人の縫合トレーニングで研鑽が積むことができるシミュレーターです。外傷縫合体験で教えてもらった縫合の基本をここで発揮し、グループごとにスコア競います。上位グループには賞品が贈られます。

 

閉会式

北出教授よりご講評をいただいた後、一人一人に認定証が授与されました。参加者に一言ずつ感想をいただきましたが、「テレビドラマの中で見ていた医療手技を実際に体験できたことが嬉しかった」との声が多く聞かれました。SASUKE、縫合の評価シミュレーションでスコアの高かった方々の発表があり、表彰式では北出教授より賞品が贈られました。

 

 

ご参加いただきありがとうございました!またお会いできる日を楽しみにしています。

 

 

 

■■■ご協力ありがとうございました■■■

主催:福永 哲先生(消化器・低侵襲外科教授/順天堂大学シミュレーションセンター副センター長)

北出真理先生(婦人科教授)、折田創先生、夕部由規謙先生、山内卓先生、頴川芸博先生(消化器・低侵襲外科)、伊藤智彰先生(順天堂静岡病院・消化器外科)本庄薫平先生(大腸・肛門外科)、大科恭子先生(産科)、古川岳史先生(小児科)、山口マキさん、栗間一平さん、島田みちるさん、山田聡子さん(看護部)

木本厚太郎さん(M6)、盧錫恩さん、土屋葉菜子さん(M5)、須賀望さん(M4)、山本里彩さん、森岡敬一朗さん(M2)、須藤美月さん(I2)

株式会社コヴィディエンジャパン、株式会社MedVision、株式会社レジーナ、株式会社京都科学

医療体験セミナー運営委員会の先生方:遠藤周先生(小児科)、吉田志帆先生(小児外科)、磯谷周治先生(泌尿器外科)、村井勇太先生(静岡病院・消化器外科)