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【セミナー報告】第8回医療体験キッズセミナーを開催いたしました

2月8日(土)に第8回医療体験キッズセミナーを開催いたしました。今回は小学生、中学生29名が参加し、約3時間にわたり10種類の医療シミュレーションを体験しました。

それではセミナーの様子をレポートいたします。

 

【開会式】

福永哲シミュレーションセンター副センター長(消化器・低侵襲外科教授)の開会宣言でスタート。緊張気味の参加者でしたが、福永教授の「楽しい体験をたくさん用意しましたので、楽しんでいってください」との言葉に、少しずつ表情が和らいでいました。

体験内容について、各ブースの担当の医師・看護師から説明をしてもらいました。

その後、各グループのメンバーとグループ付きの案内役チューターの発表があり、いよいよ体験開始です。

 

 

【救急蘇生ブース】

■成人救急蘇生/気道管理

心停止した患者を心肺蘇生する体験です。聴診や脈の確認をした後、「心臓が止まっているので、助けてください!」との声に胸骨圧迫や換気、電気ショックの一連の流れを体験しました。「このお人形はロボットなの?」と興味津々にシミュレーターを触っている参加者もたくさん見られました。

 

 

■点滴

点滴用の腕モデルに実際の点滴針を刺し、点滴の針刺しを体験します。「難しそう」とはじめは緊張していましたが、看護師のていねいな指導により、皆上手に点滴を打つことができていました。

 

【腹腔鏡ブース】

■SASUKE(腹腔鏡下鉗子トレーニング)

腹腔鏡のトレーニングボックスの中に入っているボールやおもちゃを、鉗子でつかんで移動させるゲームSASUKE。タイムトライアル式で時間内にいくつ移動できたかを競います。今回は6種類のゲームにチャレンジしてもらいました。小中学生からいつも人気の高い医療体験です。

 

 

【手術手技ブース】

■縫合/縫合評価シミュレーター

傷口の縫合を体験。針の持ち方や糸の結び方などの縫合の基本のレクチャーを受けました。中学生はその応用として、できるようになった縫合を点数化するシミュレーションにチャレンジ。スコアが最も高かったグループには賞品が贈られました。

■縫合評価シミュレーター

 

 

■電気メス

実際に臨床で使用している電気メスを体験。今回も鶏肉を電気メスの熱で焼いて切る体験を行いました。「焦げてる匂いがする!」との声も聞かれましたが、先生方にその仕組みをわかりやすくレクチャーしてもらっていました。

 

 

【VRシミュレーターブース】

■VR内視鏡シミュレーター

胃カメラのVRシミュレーション体験です。カメラを食道ではなく気管に入れてしまいがちなため、咽頭のモデルを使って食道の位置を教えてもらうことからスタート。カメラが胃に到達すると感嘆の声が上がっていました。

 

■VR腹腔鏡シミュレーター

腹腔鏡下の手術を体験できるVRシミュレーターです。今回は小腸の一部を腸膜から剥離する手術を体験してもらいました。本来は一人で左右の器具を扱い手術をするのですが、小学校低学年の参加者は右左の鉗子やハサミを一つずつ担当し、ガイドのライン通りに丁寧に切っていました。

 

 

■VR血管内治療シミュレーター

血管にガイドワイヤーやカテーテルを入れて治療する血管内治療がトレーニングできるシミュレーターです。今回は頸動脈にステントを入れる手術を体験してもらいました。血管が狭くなっているところを造影剤で確認する体験も行われました。

 

【産科・小児科ブース】

■小児診察

小児科の先生になれる体験ブースです。今回は1歳前後の赤ちゃんを診察するシミュレーションを体験しました。小児科の先生から、普段の診察で気を付けていることや大人の診察との違いをレクチャーしてもらい、白衣を着て実際に診察開始。聴診器の扱いもなかなかカッコよくきまっています。

 

■胎児エコーシミュレーター

お母さんのお腹の中の赤ちゃんを診断するシミュレーションです。胎児モデルを見せながら「お腹の中に赤ちゃんがこういうふうに入っているって想像しながら写すんだよ」とコツを教えてもらい、「ここが心臓、ここが背骨、ここが脳だね」と一つずつ確認しながら診断シミュレーションを行っていました。

 

【閉会式】

まず、SASUKEの成績優秀者の発表と賞品の授与が行われました。受賞者から一言感想をもらいましたが、SASUKEはいろいろなゲームを体験できてとても楽しかった、との言葉をいただきました。

 

次に中学生のみの体験でしたが、縫合の評価シミュレーションの優秀グループに賞品が贈られました。江口君はなんとSASUKEと縫合のトライアルでダブル受賞でした。

 

福永教授から一人一人に認定証が贈られ、皆さんに感想を発表してもらいました。「めったにできない医療体験ができて楽しかった」「優しく教えてくれて嬉しかった」との感想をたくさんいただくことができ、スタッフ一同、大変嬉しく思います。

 

長い時間の体験、大変お疲れ様でした。ご興味がありましたら、またぜひご参加ください。

次回は高校生対象に5月23日(土)に開催予定です。詳細はホームページで案内しておりますのでご確認ください。

医療体験セミナー開催案内 2020年

 

 

■■■■■■ご協力ありがとうございました■■■■■■

主催:福永哲 順天堂大学シミュレーションセンター副センター長(消化器・低侵襲外科教授)

医師・看護師:北出真理先生(産婦人科教授)、丸山洋二郎先生、大科恭子先生(産婦人科)、折田創先生、頴川博芸先生(消化器・低侵襲外科)、伊藤智彰先生(静岡病院消化器外科)、内田浩一郎先生(アトピーセンター/肝胆膵外科)、遠藤周先生(小児科)、吉田志帆先生(小児外科)、栗間一平さん、島田みちるさん(看護部B棟手術室)、山田聡子さん(看護部1号館手術室)小林成美さん(看護部1号館12A病棟)、江藤千里さん(看護師/小児看護)

学生ボランティア:土屋葉菜子さん、矢澤茉里奈さん(M5)、須賀望さん、三澤佑太郎さん、鈴木未來さん(M4)、山本里彩さん、森岡敬一朗さん(M2)、須藤美月さん(I2)

企業協力:コヴィディエンジャパン株式会社、株式会社MedVision、株式会社京都科学