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【当センター主催】第一回 順天堂学生外科手技選手権を開催します!NEW Release!!

第一回 順天堂学生外科手技選手権

挑め、自分史上最高の一手!
ー ラパロ&ロボットの技、極めよ!ー
初代王者は、誰の手に

を開催いたします。

ぜひお誘いあわせの上、お気軽にお申し込みください。

 

【開催要領】

■日時

2025/5/10(土)  受付・練習:9時〜/開会式:9時30分~

■種目

①ラパロ 縫合1針 タイムトライアル
②ラパロ 折り鶴 タイムトライアル、評価
③ロボット ジェットコースターLV.1  タイムトライアル

 

■ルール

①ラパロ縫合
1)2部門からどちらか1方を選び挑戦し、1針終了時のタイムで競う。どちらの1位にも賞品アリ!

選択した部門の途中変更は不可。器具の選択については自由。

タイム計測開始はポートに鉗子を入れるタイミングから。また、タイム計測終了は針を外に出したタイミング。

・Cループ部門:「左、右、左」の3ループ。

・臨床手技部門:「3回の巻きつけ」。

2)3回まで審議が可能(3回やらなくても良い)。一番良いタイムを申請可能。

3)その上で、ラパロの総合順位は両部門一括でタイム順に順位を決める。(こちらは総合優勝で使用する)

※臨床手技部門はアドバンス系の手技の為、習っている子にはアドバンテージがあります。

 

②ラパロ折り鶴
1)1羽完成時のタイムで競う。器具の選択については自由。

2)1回のみの審議。

3)折り鶴の減点に関しては、「神の手チャレンジ(折り鶴選手権)」のルール通りとする。

 

③ダヴィンチ(ジェットコースター)
1)ジェットコースターLv.1の1回のクリアタイムで競う。

2)2回まで審議が可能(やらなくても良い)。一番良いタイムを申請可能。

3)手技中のエラースコア1つにつき秒数が加算される(結果画面にて確認可能)。
加算予定項目
・リングから手を放した回数 :1回につき10秒+
・鉗子がカメラ外に出た回数 :1回につき3秒+
・鉗子同士の接触回数    :1回につき3秒+

4)リングは1個ずつ運ぶこと。

 

■申込み
シミュレーションセンターカウンターにてスタッフまでお声掛けください。
または、学年、氏名、参加種目を記載の上、✉jmtsc@juntendo.ac.jp までお申込みください。

 

■申込み締切

2025/5/7(水)17時

 

■各種目優勝者と3種目の総合優勝者には豪華賞品を贈呈。
総合優勝者はトロフィーにお名前が残ります!

■得意種目のみ参加も可。速くなくても参加できます。みんなで外科手技を楽しみましょう。
総合優勝を目指す方は全種目にご参加ください。

 

第16回医療体験セミナーを開催いたしました NEW Release!!

3月1日(土)に第16回医療体験セミナーを開催いたしました。今回は高校1年生、2年生が対象で、産婦人科や救急科を中心に6つのブースで9つの体験を実施しました。真剣に手技に取り組む参加者の皆さんと熱意あふれる指導をする医師・看護師・医学生スタッフで会場は熱気に包まれ、セミナーを盛況に終えることができました。その様子をお伝えいたします。

 

 

SASUKE(腹腔鏡ブース)

腹腔鏡下で鉗子の練習を楽しく行うために考案されたゲーム型のトレーニングです。実際に婦人科の医師が考案し、医師や学生はSASUKEで楽しんで練習しています。今回は3種類のゲームをタイムレースで競ってもらいました。ゲームといっても初めての腹腔鏡体験ですので両手の協調操作が難しかったと思いますが、高得点を目指し、楽しんで行っていただけたと思います。

 

 

分娩体験(産科ブース)

妊婦さんのお腹と胎児の人形を使って実際にお産を取り上げる体験です。分娩体験の前に骨盤やお腹の中での胎児の成長の過程などについてのレクチャータイムがあり、知識を持った上でいよいよ分娩シミュレーションです。胎児を取り上げる方法を教えてもらい、「もう少しですよ!息を吸って!いきんでください!」など妊婦さんへの声かけも行いながら、無事出産できると自然と拍手が沸いていました。

 

 

 

腹腔鏡手術シミュレーション(VRシミュレーターブース)

VRで手術体験ができるシミュレーターで腹腔鏡手術を行いました。電気の通った手術器具を使って組織を切っていきます。切る部位が正しくないと出血もするため、熱を加えて止血するという方法を教えてもらいながら、切除・回収・洗浄・吸引までを行いました。今回は婦人科で行う症例を体験してもらいましたが、術後の回復が早く、痛みが少ない手術(低侵襲手術)として腹部の手術ではよく行われています。

 

 

ロボット手術シミュレーション(VRシミュレーターブース)

年々手術件数の多くなっているロボット手術。ダヴィンチというロボット支援手術機器のシミュレーターで縫合をする体験をしてもらいました。手で持っている感覚で縫っていくのですが、モニターを見ながら遠近感をつかまなければならないのが難しかったと思います。

 

 

電気メス体験(手術室ブース)

電気メスで腫瘍をくり抜く手技を体験してもらいました。電気メスで組織を切除するのはどういう原理で行われているのかについて解説があった後、腫瘍を摘出する手順を説明してもらいました。メスを持たない方の手で組織をしっかりと牽引することが大事とのこと。組織を焦がさないように、繊細に電気メスを扱い、腫瘍を摘出することができていました。

 

 

採血・注射体験(手術室ブース)

注射を打たれたり採血をされたりした経験がある方が多く、身近な手技だったのではないでしょうか。駆血によって模擬皮膚から血管が浮き出てくる様子を見て触って確かめ、そこへ針を刺していきます。採血管に血液が入ってくると医療者になった気分になったのでは。皆さん、とても上手に針を刺すことができていました。

 

 

一次救命処置(救急蘇生ブース)

人が倒れていたらどのように対応するか、からレクチャーが始まり、正しい速さと深さでの胸骨圧迫と正しい量のマスク換気ができるように練習しました。

 

 

二次救命処置(救急蘇生ブース)

一次救命の後、気管挿管、除細動、ルート確保、腹部エコー検査(FAST)の4つの手技に分かれて練習をします。その後の二次救命処置で担当する仕事になるなので、どういうどうしてこの処置を行うのか、役割の意味を伝えながら体験してもらいました。最後に搬送された患者さんの容態に合わせてアルゴリズム通りに救命を行いました。どのグループも各自の役割を果たせたので、無事患者さんを蘇生させることができました。

 

 

交流タイム

参加者の皆さんとグループのチューター役の学生が交流を深めるコーナーです。さっくばらんに進路や受験への悩みを相談したり、学生の受験経験談や大学生の生活の様子を聞いたりする歓談タイムでした。医師以外の医療系の道を目指していたり研究者を目指していたりする生徒さんもいましたが、生徒さん同士で共感し合ったり改めて医師を目指したいと思った、等の感想が聞かれ、有意義な時間になったことと思います。

 

 

閉会式

SASUKE表彰

3種目を制限時間内にどのくらいの手技ができたかで得点され、上位1~3位には賞品が贈られました。SASUKE担当の北出真理教授より表彰されました。

 

電気メス手技表彰

電気メスを使って腫瘍を摘出した際に、評価アプリを使用して点数を付けました。最高得点者が渡邉武大先生より発表され、賞品が贈られました。

 

認定証授与

 

 

北出副センター長と丸山洋二郎先生より閉会の挨拶

 

 

ご参加のみなさん、長時間にわたり体験お疲れ様でした。次回は夏に高校1~3年生を対象に開催予定です。当センターWebサイト、順天堂大学公式LINE、よりお知らせいたしますので、よろしければぜひまたご参加ください。

 

 

ご協力ありがとうございました

福永哲先生(上部消化管外科教授/シミュレーションセンターセンター長)、北出真理先生(産婦人科教授/シミュレーションセンター副センター長)、折田創先生(上部消化管外科/シミュレーションセンター副センター長)

那須元美先生、渡邉武大先生(上部消化管外科)、本庄薫平先生(下部消化管外科)、村上圭祐先生、吉田惠美子先生、丸山洋二郎先生、武内詩織先生、熊谷麻子先生、田中沙織先生、土屋葉菜子先生(産婦人科)、渡辺心先生、門田勝彦先生、桑田力丸先生、津下詩帆先生(救急科)、高橋友子さん(看護師/蘇生教育インストラクター)、来間一平さん(看護部B棟手術室)

企業協力:松永健志様(科研製薬株式会社)

個人協力:吉田莉菜様

本学学生:髙木政志さん(M5)、赤﨑惠子さん(M3)、伊藤唯衣さん(M3)、冨高真子さん(M3)、永堀健太さん(M3)、山﨑覇さん(M3)、山梨真拓さん(M3)、黒瀬隼吾さん(M2)、田中優希さん(M2)、福田幸純さん(M2)、池畑帆夏さん(M1)、尾之内菜々子さん(M1)、仲澤泉さん(M1)

【外科トレーニング】腹腔鏡下縫合・折り鶴タイムトライアルでにぎわっています

1月27日から1年生の本郷キャンパスでの授業が始まりました。初日からシミュレーションセンターに見学に来て、様々なシミュレーションを楽しんでいます。特筆すべきは、毎日外科トレーニングブースがにぎわってることです。当センターでは日ごろから外科に関心のある学生たちが自由に来室し、ラパロでの縫合トレーニングや鉗子で折り鶴を折るタイムトライアルを行っています。そこに1年生も加わって先輩たちの指導の下、屋根瓦式に外科トレーニングが行われるようになりました。始めは緊張しながらレクチャーを受けていましたが、さすが医学生です。すぐに縫合結紮ができるようになったり、ラパロで1羽折るために1時間以上かかっていた折り鶴が毎日折るうちに30分で折れるようになったりと、早速「外科手技はやればやっただけの力が身に着く」ことを実感しているようです。今は昼休みや放課後に来室し、友達同士でお互いにアドバイスし合ったり、できるようになった手技を喜び合ったりしながら楽しく練習に励んでいるようです。外科トレーニングを通して学年を超えた交流ができるのも良さかもしれません。

外科医が少なくなってきていることが課題となっているようですが、外科手技に触れる機会を通して、ぜひ外科領域に興味を持ってくれたら嬉しく思います。当センターでは、このような環境を提供していきたいと思います。

 

折り鶴は「先輩たちのように速く美しく折れるようになりたい!」と毎日励んでいます。

 

腹腔鏡下の縫合結紮トレーニングに関する研究を行っている2年生。データ取りのために依頼した被験者の学生も毎日のように来室しています。

 

器械縫合も先輩から教えてもらいました。

 

DaVinciシミュレーターも人気です!

 

担架搬送トレーニングを行っています(スポーツ医学塾)

本学は健康総合大学として、9つの医療・国際・スポーツの学部が設置されています。医学部、スポーツ健康科学部、保健医療学部など、複数学部の学生によってスポーツの試合や練習における診療・救助などを学んでいるのがスポーツ医学塾です。スポーツ医学塾では、当医院循環器内科の福島理文先生、整形外科斎田良知先生のご指導のもと、当センターにて定期的に担架搬送トレーニングを行っています。現在の主な活動はJリーグの試合に帯同(サイドラインメディカルチームとして)し、グラウンド上での怪我、脳振盪などでピッチ外に搬出が必要な場合に救助したり、観客の中で急変対応が必要な人が出た場合に担架を持って駆けつけたりする担架隊です。定期的に練習することでより迅速なチーム対応ができ、またこのトレーニングを受けると帯同する資格が得られるため、毎月開催され多くの学生が参加しています。

 

通常バックボードとスクープストレッチャーの両方をトレーニングしますが、スクープストレッチャーのトレーニングの様子をご紹介します。

ボードが割れるので、左右半身ずつ傾けてボードに載せます。声掛けをしながらタイミングを合わせます。

 

頭部の固定の様子。トレーニングを重ねるとこの対応もスムーズにできるようになっていました。

 

搬送まで素早い対応でした!

第16回医療体験セミナーを開催いたします

順天堂大学シミュレーションセンター主催 第16回医療体験セミナーを下記の日程で開催いたします。将来、医師や看護師を目指されている方、医療に関心のある方、楽しいシミュレーション体験をご用意してお待ちしております。今回は高校生を対象といたします。案内をする医学部学生と進路や受験、大学生生活などの聞きたいことを相談できる交流の時間もあります。セミナーを通してさらに医療へ興味をもっていただける機会ですので、是非ともご参加ください。

たくさんのお申込みをいただきありがとうございました。申し込みを締め切りました。(2/10月12:00)

第16回医療体験セミナー

日  時:2025年3月1日(土) 13時30分開始 17時終了(予定)  

場  所:順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)  

参加対象:高校1年生、2年生  

内  容:救急蘇生シミュレーション、産科分娩体験、SASUKE選手権(腹腔鏡)、VRシミュレーターによる手術体験、電気メス、採血・点滴体験、他(予定)

申込定員:20名  

参  加  費:無料

 

注意

※当日の体調不良等、やむを得ない理由でのご欠席以外は、必ずご参加いただける方のみお申込みください。

※当日はホームページ掲載用の写真撮影をいたします。掲載をご希望されない方は、申込みフォームのご要望欄にご記入ください。

 

■申込受付期間

2025年2月3日(月) 午後12時~2025年2月10日(月) 午後12時

※受付開始時間より前のお申込みは、申込みとして受理されませんので、ご了承ください。

 

  ■申込方法

下記申込フォームへアクセスいただき、必要事項を送信してください。

※お一人様一口でのお申込みでお願いいたします。

※送信後すぐの受付完了の返信はございませんのでご了承ください。

※参加の可否や詳細な連絡を2月12日(水)中に事務局よりお送りいたします。2月13日までに返信がない場合、入力間違いが考えられるため、お手数ですが事務局までご連絡ください。

 

医療体験セミナー申込フォーム   ←2月3日(月)12時から申込フォームへアクセス可能です

申し込みを締め切りました。(2/10月12:00)

 

フライヤーはこちらからご覧ください

 

ご不明な点がございましたら、医療体験セミナー事務局 03-5802-1742 までお問い合わせください。

たくさんのお申込みをお待ちしております。

第15回医療体験セミナーを開催いたしました

11月16日(土)にシミュレーションセンター主催、第15回順天堂大学医療体験キッズセミナーを開催いたしました。今回の対象は小学4年生~中学3年生です。天候にも恵まれ、元気な参加者が14名集まってくれました。今回は4ブース6種類の医療体験を用意いたしましたが、楽しんでいただけたのではないかと思います。

事後アンケートからは、「この体験を通して医療の道に進みたいと思った」という回答が多く寄せられ、子どもたちの夢や進路選択のお役に立てたことを嬉しく感じました。「3時間があっという間で楽しかった」「先生の大変さが改めてわかった」「医学部の学生さんと実際にお話できて、大学生活のイメージがもつことができた」などの感想から、多くの気づきを得てもらえたこと、満足いただけたことも大変良かったと思います。

セミナーの様子をご紹介します。

 

【開会式】

遠藤先生(小児科)の挨拶でスタート。その後、各体験ブースの説明が担当の医師・看護師からありました。参加者の皆さんは少し緊張気味でしたが、きらきらした目で説明を聞いていました。

 

 

【産科ブース】

■分娩体験

胎児を取り出すだけでなく、胎児がどのように旋回して子宮から出てくるかについても、自分の握りこぶしを赤ちゃんの頭に見立て、お母さんのお腹の中で旋回させてシミュレーションします。その後、自然分娩、鉗子を使った分娩の2種類を体験しました。

 

【腹腔鏡ブース】

■SASUKE(腹腔鏡鉗子トレーニングのためのゲーム)

今回は「星通し」「食事のセッティング」「貯金箱」の3種目に挑戦しました。各種目の成果で点数が付き、上位者には賞品が出ます。腹腔鏡用の鉗子操作は難しいのですが、北出副センター長から持ち方や操作のこつを教えていただき、楽しんで取り組んでいるうちに上手に使えるようになっていたと思います。

「星通し」と「テーブルセッティング」にチャレンジする様子

 

【注射ブース】

■新生児注射体験

今回が初となる、新生児の手の血管に針を刺す練習用の腕モデルを使って、注射・採血の体験をしました。遠藤先生(小児科)から赤ちゃんに注射をすることの難しさや、安全な刺し方などのレクチャーを受け、実際にチャレンジしました。

 

■成人注射体験

血管に針を刺す練習用の腕モデルを使って、注射・採血の体験をしました。駆血帯で腕を縛るところからスタート。おそらくほとんどの参加者が実際に採血の針を持つことが初めてだと思いますので、緊張していたと思います。山本先生(消化器内科)から丁寧かつ安全に針の持ち方や刺し方のレクチャーがあり、チャレンジしました。

 

【手術ブース】

■電気メス体験

電気メスを使って臓器から腫瘍(病気の部分)をくり抜く手術体験をしました。使用したのはコンニャク製の練習用模擬臓器で、実際にとても近い感触で練習することができます。腫瘍部分だけ切るのではなく、周囲1センチの部分にメスを入れて大きく焼き切ります。その手技のポイントや実際の手術でのお話を担当の伊藤先生(上部消化管外科)、村井先生(大腸・肛門外科)から聞きながら、上手に腫瘍を取り除いていました。

 

■縫合体験

医学生達が実際に使用している縫合パッドを使って、皮膚縫合の体験をしました。初めて持つ縫合の器具に緊張しながらも、針の持ち方や縫い方、糸の結び方など、縫合の基本を橋口先生(上部消化管外科)から聞きながら丁寧に縫合していました。

 

 

【閉会式】

北出副センター長から認定証が授与され、一人ずつ感想を発表してもらいました。楽しかったという感想をたくさんいただくことができました。

また、SASUKEの上位者には賞品が贈られました。

 

 

♦ご協力ありがとうございました♦

参加者

北出真理先生(シミュレーションセンター副センター長/産婦人科)、伊藤智彰先生(順天堂静岡病院外科教授)、遠藤周先生(小児科)、橋口忠典先生(食道・胃外科)、丸山洋二郎先生(順天堂練馬病院産婦人科)、村井勇太先生(大腸・肛門外科)、山本桃子先生(消化器内科)、福留由布さん(看護部看護教育課)

髙木政志さん(M5)、津村佳生さん(M5)、咲本瑞来さん(M5)、黒瀬隼さん(M2)、福田幸純さん(M2)、仲澤泉さん(M1)、濱口哲さん(M1)

Medical Interview Boot Campを開催いたしました

ジョンズ・ホプキンス大学、胸部外科Malcolm Brock教授の来日に際し、「Medical Interview Boot Camp」として10月23日・29日・30の三日間に渡り、特別講義を行っていただきました。

【10月23日(水)】

一日目は、海外における手術室内でのシミュレーショントレーニングを行っていただきました。

手術室内での立ち振る舞いや心構えなど、基礎の部分からご講義をいただきました。

 

 

【10月29日(火)】

二日目は、先生による直接のご指導の下、CVを学んでいただきました。

 

 

【10月30日(水)】

三日目は、先生による直接のご指導の下、縫合手技を学んでいただきました。

参加した学生たちにとって、かなり有意義な時間になりました。

 

 

 

「ジョンズホプキンス大学マルコム教授との懇談会」を開催しました

本学では毎年米国ジョンズ・ホプキンス大学よりマルコム・ブロック先生(胸部外科教授)をお招きし、学部学生の英語科の授業や大学院生へ海外でのプレゼンテーションの仕方の講義、医師向けには臨床・基礎の共同研究機関にてご講演などをいただいております。

マルコム教授が昨年来日した際に開催した「高校生との英語での懇親会」(医学部主催、当センター会場)はご参加いただいた学生さんに大変好評で盛り上がりました。「今年もぜひ日本の高校生に海外の文化や医学的な内容に触れてもらい、知見を豊かにしてほしい」との教授と本学との願いから、昨年に引き続き開催いたしました。今年は10月29日(火)、30日(水)の2日間にわたり、参加枠を全国に広げて募集したところ、定員を上回る申し込みがあり、抽選でのご案内となりました。日本語も堪能なマルコム教授は英語のレクチャーの中にときおり日本語の冗談を交え、笑いを誘いながら進めてくださいました。その熱くユーモアあふれる懇談会の様子の一部をご紹介いたします。

 

 

■自己紹介

海外では自己紹介が大切であり、出会ったときにいかに自分のことを相手にわかってもらえるかが重要です。セッションでは、自分のニックネームを考えること、英語での1分間セルフイントロダクションを用意することからスタート。トップバッターはマルコム教授でしたが、ご自身の生まれ故郷はバミューダ島であることや16歳で日本に留学に来たエピソードなどをお話されました。「セルフイントロダクションは簡単でわかりやすく、そして印象を持ってもらうことが大切」とアドバイスがありました。特にアメリカではスポーツの話が盛り上がるそうで、何のスポーツが好きか、どのチームを応援しているか、試合結果がどうだったか、などは日常的に会話に出てくるため、セルフイントロダクションでPRするのは印象付けるために効果的であるようです。生徒さんはセッション開始早々の緊張感の中でも堂々とセルフイントロダクションされていて、さらには多くの生徒さんがどういう目的とモチベーションでこのセッションに参加したかをPRしてくださり、その度胸と英語力が大変素晴らしいと冒頭から感心させられました。

 

 

■レクチャー(開催日によって多少の内容の変更がございます)

バミューダ島で生まれ育ったマルコム教授がどうして米国で医師になったのか、またその後の先生のご経歴から、マルコム教授が常に目標を持ち続け、高いマインドをキープし続けている方法などをお話くださいました。印象的なお話は「Short-term and long-term goals」をもち、何十年もの間の日課として自分に言い聞かせることの実践についてでした。「Whenever I have time, I look in the mirror and keep telling myself my goals.」

いつも持ち歩いているという目標のリストをポケットから出して学生さん一人ひとりに見せてくれました。

 

■質問コーナー

たくさんの質問が寄せられました。手術や研究に関する医療に対する質問のほか、「留学先になぜ日本を選んだのか」という質問などもあり、驚きの回答が。「目的はブルース・リーに会うこと!でも日本にはいなかった!」とブルースリーを日本人だと思い込んだ先生のお父様のエピソードをお話しくださいました。実際にブルース・リーの物真似をしてくださったり、とても大きなリアクションとジョークで説明してくださったりし、大いに楽しませてくださいました。

 

■参加した生徒さんの事後の感想より

「マルコム教授、お忙しい中、講演をしていただきありがとうございました。急速に進む世界の中で、自分が何をできるかをより深く考える必要があることを実感しました。IQで示されるような賢さは存在せず、賢いと言われる人とそうでない人の違いは、何があっても諦めない姿勢、つまり諦めずにいるための「burning desire」があるかどうかにあるというお話を、この時期に伺えたことは非常に貴重でした。これからは「be hungry」に毎日を過ごします。」

「本日は貴重なお話をして頂きありがとうございました。受験までの時間は減っていて焦る反面、本日の講義で学んだことをこれから生かしていきたいですし、マルコム先生のような素晴らしい医師になれるように努力をしたいです。改めまして本日は本当にありがとうございました。」

第15回医療体験キッズセミナー開催のお知らせ

ご好評につき、順天堂大学シミュレーションセンター主催 第15回順天堂大学医療体験セミナーを下記の通り開催いたします。

将来、医師や看護師を目指されている方、医療に関心のある方、また順天堂大学医学部にご興味のある方、楽しいシミュレーション体験をご用意してお待ちしておりますので、ぜひご参加ください。

今回は小学4年生~中学3年生までを対象に少人数での開催といたします。

下記要項をよくお読みいただき、お申込みください。

 

第15回順天堂大学医療体験セミナー

 

日時 2024年11月16日(土)  13時10分受付開始/13時30分開始/17時終了

会場 順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)

対象 小学4年生~中学3年生

定員 20名(申込多数の場合は抽選)

参加費 無料

内容 

腹腔鏡手術体験 ②電気メス体験 ③縫合体験

④注射体験(新生児・成人) ⑤分娩体験

フライヤーはこちらから

 

注意事項

■当日は37.5度以上の体温の方はご参加いただけません。欠席の場合はシミュレーションセンターまでお電話でのご連絡をお願いいたします。

■当日のやむを得ない事情を除き、必ず参加できる方のお申込みをお待ちしております。

■マスクの着用を推奨しておりますが、気温によって外していただいても結構です。

■本セミナーは研究報告やWebサイトへの写真掲載を行いますので、掲載可能な方のお申込みをお待ちしております。

■申込者が多数の場合には抽選にて、参加者を決定させていただきます。ご了承ください。

 

■当日は動きやすい服装でご参加ください。飲み物は事務局でも用意いたしますが、ご自身でもお持ちいただき適宜水分補給をお願いいたします。

■保護者の方が体験に同伴することはできませんが、離れた場所からご参観いただくことは可能です。

 

お申込み期間 2024年10月29日(火)昼12時 ~ 11月5日(火)昼12時

       ※申込者多数の場合は抽選となります。

お申込み

以下のURLからアクセスの上、お申込みください。(お申込み期間外に入力された情報は無効となりますのでご注意ください)

★申込フォーム★ 申込は締め切りました。

 

会場までの交通アクセス

順天堂大学メディカルテクノロジー・シミュレーションセンター

〒113-8421
東京都文京区本郷2丁目1番1号 順天堂大学センチュリータワー南11階

※当日は1階から会場まで学生がご案内いたします。

 

JR 御茶ノ水駅徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩7分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅徒歩9分

アクセスMAP

 

日本子宮鏡研究会ヒステロレゼクトスコープ講習会が行われました

10月6日(日)に日本子宮鏡研究会(代表:順天堂東京江東高齢者医療センター婦人科 齊藤寿一郎教授)主催のヒステロレゼクトスコープ講習会が行われました。腹腔鏡のハンズオンは行われているのに、レゼクトスコープのハンズオンセミナーはほとんど行われていないとのことで、研究会が発足されたとのこと。今回は中でもTCRに特化した内容で行われ、ヒステロへの思いが熱い講師陣による熱い指導が見られました。

セミナーは、「筋腫やポリープの切削・摘出の技法についての講義」と「初学者と経験者の2コースに分かれたハンズオン」で組まれ、3時間のうち2時間以上が実習という充実したプログラムでした。また、ハンズオンは受講者一人に講師一人がマンツーマンで教えるという贅沢な実習です。だからこそ普段の臨床で困っていることを相談したり、デバイスの特色もじっくり説明を受けたりすることができ、終始和気あいあいとなごやかに行われているのが印象的でした。

 

実習前の講義の様子

 

マンツーマンでの指導。様々なデバイスで切削し、違いを理解します

 

オリンパスマーケティング㈱、エム・シー・メディカル㈱、カールストルツ㈱による賛助で3台のTCRスコープが用意されました。

 

講師のデモンストレーションの様子

ひらめき☆ときめきサイエンス 第14回医療体験セミナーを開催いたしました

8月3日(土)に第14回順天堂大学医療体験セミナーを開催いたしました。今回の医療体験セミナーは日本学術振興会の事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」として科学研究費補助金の助成を受けて行われました。

また、今回のプログラムは「ロボット手術やESD内視鏡手術などの最新の手術体験を通して、戦略的癌治療を学ぼう!」というテーマで行い、外科の中でも「癌治療」に特化した内容にしています。先進的な手術や付随する手技を講義と実習・体験を通し、学びを深めてもらうセミナーとしました。

対象は高校生24名です。当医院の外科医師、看護師、企業様の協力・賛助を受け大盛況に終えた、その様子をご紹介いたします。

 

 

■開会式

シミュレーションセンター副センター長の折田先生より、「ぜひ今回の体験を通して、医療に、そして外科や手術に興味を持ってもらいたい」こと、またこのセミナーが科研費「ひらめき☆ときめきサイエンス」の助成を受けて行われていることが述べられました。

指導者の先生から担当する体験内容の紹介とチューターの医学生の紹介があり、いよいよスタート!

 

■講義

まずは本日のテーマである「癌治療」について講義がありました。「そもそも癌ってなに?」という定義から始まり、「どのようにして見つけるのか」「どんな治療があるのか」「今後の癌治療はどんな方向に進んでいくか」などのお話があり、途中で手術中の動画などが提示されるとリアルな映像に真剣に見入っていました。

 

■医療体験プログラム

【腹腔鏡下鉗子トレーニング SASUKE】
グラスタワーを積み上げたり、ひもにリングを通したり、ダイスをつかんで移動させたりと、鉗子でプラスチックを掴むことは容易ではありませんが、ゲーム感覚で楽しんで取り組んでいました。実際の腹腔鏡手術でもこの鉗子を使っている話になると「自分ももっと鉗子操作が上手にできるようになりたい」と意欲を見せる方も見られました。

 

【ESD手術・VR内視鏡検査】
ESD手術では、医師によるデモンストレーションを見学した後、局注とデュアルナイフを用いての切開を行いました。体験中に表皮にある癌にのみ有効な手術であることや様々なナイフの種類があること、今後さらに進歩していく手術であること等をレクチャーすると大変興味をもって取り組んでいました。VR内視鏡検査シミュレーターでは内視鏡スコープの持ち方や挿入の仕方を学び、実際に体内に挿入する感覚も体験してもらいました。

ESD手術シミュレーション

 

VR内視鏡シミュレーターでスコープの持ち方や挿入の仕方を体験・練習します。

 

【電気メス・癒着防止体験】
電気メスでは開腹手術での腫瘍摘出体験を行いました。対極板の役割や組織中の水分を蒸発させることで切れるという電気メスの仕組みをレクチャー。「なるほど!そうなのか!」と手技と共に原理の理解も深まったようです。癒着防止体験では、はじめに「癒着とは何か」から「癒着防止剤を使う重要性」までを理解した後、実際に鏡視下手術における癒着防止体験を行いました。

電気メス体験

 

癒着防止体験。まずは解説スライドで「癒着防止」について理解してもらいました。

 

その後、実際に癒着防止フィルムを貼付する体験も行いました。

 

 

【VR手術シミュレーション】
ロボット支援手術シミュレーションでは、子宮癌の設定で全摘術を体験してもらいました。はじめは一人で複数の操作をすることに難しさを感じていたが、次第に没入感の中で一生懸命に摘出しようと切除や止血、カメラ操作を行っている姿が見られました。腹腔鏡手術シミュレーションでは小腸イレウスの癒着剥離と胆嚢摘出術を体験。誤って血管にデバイスを入れ出血させてしまうと「このような難しいことを人に対して行っている外科医はすごい」「難しいが楽しい」といった声が聞かれました。

ロボット支援下手術シミュレーション

 

VR腹腔鏡下手術シミュレーション

 

 

【検査/採血・腹部エコー検査】
手術において術前・術後の検査は大変重要であることをセミナー冒頭の講義で学び、その中で2つの検査方法を実践。採血では血管の走行や駆血帯を巻く意味などのレクチャーで理解を深めながら穿刺・採血を体験しました。腹部エコー検査では、超音波画像とその解剖図が同時に表示されるシミュレーターを使用したため、観察している部位がどのあたりなのかを理解しながら検査できたようです。

採血体験の様子

 

腹部エコー検査。超音波画像と解剖図を照らし合わせて確認しながら観察できます。

 

 

【医学生へ質問タイム】
医療の道を選び進んでいる医学部の学生へ「なぜ医師になりたいと思ったのか」「辛い受験勉強をどのように乗り切ったのか」「全寮制(1年次)だが、寮生活はどうだったか」など、ざっくばらんに質問をし、グループで和気あいあいと交流を行った。

 

 

■閉会式
医療シミュレーション体験を修了したことに対し、北出副センター長より、一人一人に認定証が手渡されました。また、コンペディション形式にしていたSASUKEの順位発表と表彰が、SASUKE担当(考案者でもあります)の北出教授よりありました。
また、一人ずつ感想を発表してもらいましたが、「医師や看護師のすごさや大変さがわかったので、参加して良かった」「自分も更に医療の道に進みたいと思った。」等の感想があり、主催者側は大変嬉しく聞かせていただきました。

北出教授より認定証やSASUKE上位者へ賞品の授与が行われました。

 

お一人ずつ感想を発表してもらいました。

 

 

お疲れ様でした!本日の体験で癌治療について少しでもご理解が深まったり、今後の進路選択のお役に立てましたら幸いです。

 

■■■ご協力ありがとうございました■■■

北出真理先生(産婦人科教授/シミュレーションセンター副センター長)、折田創先生(食道・胃外科/シミュレーションセンター副センター長)

橋本貴史先生、那須元美先生、渡邉武大先生(食道・胃外科)、村上圭祐先生(産婦人科)、本庄薫平先生(大腸・肛門外科)、山本桃子先生(消化器内科)、山本哲也先生(臨床研修センター)、山本育子さん(看護部教育課 課長)、来間一平さん(看護部B棟手術室)

畑里奈さん、炭田芝穂さん(M6)、山﨑響さん(M3)、黒瀬隼吾さん、六笠花保里さん、福田幸純さん(M2)、徐茉那さん、福井心遥さん(M1)

 

日本外科系連合学会SASUKEで準優勝しました!

6月6日(木)に日本外科系連合学会にて行われた外科手技イベント「SASUKE」に順天堂大学の学生が参加しました。

SASUKEは3名1チームのチーム戦で行われ、予選の得点の上位3チームが決勝に進むことができます。予選は「ジャンルの問わないクイズ」と「鏡視下縫合(1針)のタイムトライアル(3名の合計時間で点数加算)」で得点を競います。決勝はダヴィンチシミュレーターの鉗子プラクティスモジュールを行い、チームの合計タイムで競います。全国から集まった学部学生、研修医、専攻医までの全24チームの中、本学は学部2年生が大健闘いたしました。

準優勝チームの六笠花保里さんより、当センターに結果のご報告いただきましたのでご紹介いたします。

 

【報告】

医学部2年の六笠です。

先日6/6(木)に行われました、日本外科系連合学会の催しSASUKEに参加してきましたので報告させていただきます。

医学部2年から

・木村研、福田幸純、六笠花保里

・石坂南果、黒瀬隼吾、中村みこと

・石井菜々子、志方直人、田中優希

の3チーム9名が参加し、木村福田六笠のチームが準優勝、木村がダ・ヴィンチ個人で優勝、という結果を頂きました。本来の実力を発揮することが出来ず悔しい思いをしたメンバーも少なからずいましたが、研修医や高学年の多い中で2年生が3チーム参加ということで印象を残すことが出来たのではないかと思っております。

【感想】

準優勝という結果を頂けるとは思っていませんでしたが、練習の成果が実り、とても嬉しかったです。大会後に行われた懇親会では、他大学の医学生の方々ともまた新たに繫がることが出来ましたので今後も交流して活動していけたらと思います。大会にいらした先生方からも激励の言葉を頂けて、力になりました。

今回の学会で、SASUKEの結果は大変自信になりましたし、技術面精神面でもっともっと成長できると感じました。また、交流の輪も広がり大変実りの多いものとなったと思います。来年の外科系連合学会では優勝を目指して頑張ります。今後も先生方をはじめ貴センターに沢山お力を頂くことになるかと思いますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

♦♦♦♦♦♦

9名は全員2年生で昼休みや授業後のわずかな時間も利用し、こつこつと練習に励んでいました。何よりも彼らは「縫合が楽しい!ダヴィンチの操作が上達することが楽しい!仲間と切磋琢磨するのが楽しい!」というモチベーションで楽しんで練習しているのが大変素晴らしいと思っております。今後とも学生さんのスキルアップにご活用いただけましたら幸いです。

 

予選で行ったクイズの様子

 

Aチームの鏡視下縫合

 

Bチームの鏡視下縫合

 

Cチームの鏡視下縫合

 

決勝 ダヴィンチシミュレーション(Aチーム)

 

第14回医療体験セミナーを開催のお知らせ

第14回順天堂大学医療体験セミナーを開催いたします。

今回は「ロボット手術やESD内視鏡手術などの最新の手術体験を通して、戦略的癌治療を学ぼう」をテーマに、癌治療についての解説と検査や手術に関する医療シミュレーションをご体験いただくプログラムを用意いたしました。参加をご希望の方は以下の申込要領をよくお読みいただき、お申込みください。

(本セミナーは日本学術振興会KAKENHI「ひらめき☆ときめきサイエンス」~ようこそ大学の研究室へ~の助成を受けて行います。)

 

「戦略的癌治療を学ぼう」 第14回順天堂大学医療体験セミナー

 

日時 2024年8月3日(土)  13時10分受付開始/13時30分開始/17時終了

会場 順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)

対象 高校1~3年生

定員 24名(定員に達し次第、受付を終了いたします。)

参加費 無料

内容 

【講義】①癌とは? ②検査の方法 ③癌治療について ④今後の癌治療

【実習】①ロボット手術体験 ②腹腔鏡手術体験 ③ESD手術体験 ④電気メス体験

⑤点滴体験(ルート確保) ⑥エコー検査体験(お腹の腫瘍を見つけよう)

フライヤーはこちらから

日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」プログラム一覧はこちらから

 

注意事項

■当日は37.5度以上の体温の方はご参加いただけません。欠席の場合はシミュレーションセンターまでお電話でのご連絡をお願いいたします。

■当日のやむを得ない事情を除き、必ず参加できる方のお申込みをお待ちしております。

■マスクの着用を推奨しておりますが、気温によって外していただいても結構です。

■本セミナーは研究報告やWebサイトへの写真掲載を行いますので、掲載可能な方のお申込みをお待ちしております。

■手術の解説の中で、血液や臓器の映像があります。苦手な方は申込みをご遠慮いただくか、視聴後に気分がすぐれない場合はスタッフまでお声掛けください。

■電気メスや点滴の体験をいたしますので、不慮の事故等に備え、災害保険に加入していただきます。加入手続きは事務局で、保険金の支払いは補助金にて行います。ご了承いただけますようお願いいたします。

■当日は動きやすい服装でご参加ください。飲み物は事務局でも用意いたしますが、ご自身でもお持ちいただき適宜水分補給をお願いいたします。

■保護者の方が体験に同伴することはできませんが、離れた場所からご参観いただくことは可能です。

 

お申込み期間 2024年7月12日(金)12時 ~ 7月16日(火)16時(先着順)

お申込み

以下のURLからアクセスの上、お申込みください。

★申込フォーム★

※上記URLにアクセスいたしますと、日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス」のホームページに移ります。ページ内の申込フォームからお申込みください。

 

 

会場までの交通アクセス

順天堂大学メディカルテクノロジー・シミュレーションセンター

〒113-8421
東京都文京区本郷2丁目1番1号 順天堂大学センチュリータワー南11階

※当日は1階から会場まで学生がご案内いたします。

 

JR 御茶ノ水駅徒歩7分
東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩7分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅徒歩9分

アクセスMAP

 

 

Anatomage Table 体験会を開催いたします

VR解剖台「Anatomage Table」が本学・当医院の教育、臨床、研究の各分野でご活用いただけるかについてご評価いただきたく、下記のとおり体験会を開催いたします。皆様から積極的な活用のご希望をいただきましたら今後の配備を検討してまいります。また、3年前に一度体験会を開催しておりますが、機能が詳細にバージョンアップしておりますので、いま一度ご評価いただけましたら幸いです。ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご参加ください。

予約者優先ですが、センチュリータワーにいらした帰りに、予約なしでお立ち寄りいただいてももちろん結構です。

 

 

 

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バーチャルの解剖台【Anatomage Table】試用体験会のご案内
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■Anatomage Tableとは
検体同様の解剖学修が実現可能な、バーチャル解剖台の「アナトマージテーブル」。
観察が難しい組織も、高度なテクノロジーにより、細部まで自由自在に見ることができます。
最小0.2㎜までを再現した高解像度3Dを用いており、内部や裏側の局所構造の観察も可能です。
複数個所の切開・復元も指でのワンタッチ操作で行うことができ、回転・拡大・縮小も見たい通りに動かすことができます。

 

■バージョンアップ内容
①検体1体の追加(70代アジア人/肺癌肝転移)
➁心臓病検査で不整脈や刺激伝達系統が心臓モデルとECGに反映されるようになった
③血流が確認できる機能の追加
④バーチャル関節鏡検査(関節解剖のシミュレーションが可能)
⑤超音波ビューア昨日の追加(標本の内部解剖を超音波視野へ変換)
⑥内視鏡手術シミュレーション機能(呼吸器、消化管などの内腔部分を可視化。検査・手術シミュレーションが可能)
⑦出産シミュレーションの再生、分娩時モデルの可視化、モデルのカット、等
上記の他にもございます。当日ご案内いたします。

機器詳細(Anatomage Japan㈱ HPより)
アナトマージ テーブル 10| 臨床シミュレーション機能を備えた高画質バーチャル解剖台 (anatomage.co.jp)

 

■使用体験会詳細

事前お申込みをお願いいたします。
部署内にお声がけいただき、ぜひ皆様でご参加ください。

 内容 Anatomage Japan㈱による操作説明、機器の体験

 日程 4月23日(火)、24日(水)、25日(木) の3日

 時間 4月23日(火) 10:00-17:00、4月24日(水) 14:00-17:00、4月25日(木) 11:00-17:00

    ※1枠の所要時間は45分~1時間(1枠6名程度)

 場所 シミュレーションセンター(センチュリータワー南11階)

 案内 Anatomage Japan株式会社

 申込方法  下記URLより、ご希望の時間枠にご所属とご氏名をご記入の上、お申込みください。
       AnatomageTable2024体験会申込み – Google スプレッドシート

       ※スマートフォンでお申込みの方はGoogleスプレッドシートアプリ(Excel)をDLください。

 

お問合せ先
メディカルテクノロジー・シミュレーションセンター 
内線:2813  外線:03-5802-1742(直通)
Mail:jmtsc@juntendo.ac.jp
担当:三木田
HP:順天堂大学メディカルテクノロジーシミュレーションセンター (juntendo-simulation-center.jp)

 

 

第13回医療体験キッズセミナーを開催いたしました

3月2日(土)にシミュレーションセンター主催、第13回順天堂大学医療体験キッズセミナーを開催いたしました。今回の対象は小学4年生~中学3年生です。小・中学生対象の体験セミナーは新型コロナウイルス感染症の感染リスクを考慮して開催できずにおり、2020年2月以来およそ4年ぶりの開催でした。風の冷たい日でしたが、寒さに負けない元気な参加者が16名集まってくれました。今回は4ブース7種類の医療体験を用意いたしましたが、楽しんでいただけたのではないかと思います。

事後アンケートからは、「この体験を通して医療の道に進みたいと思った」という回答が多く寄せられ、子どもたちの夢や進路選択のお役に立てたことを嬉しく感じました。その他にも「非常に濃い3時間だった」「ドラマでは手術シーンを簡単そうだなと見ていたが、実際はとても集中力が必要で大変だということがわかった」「普段通っている病院の先生がどれだけすごいのかということが改めてわかった」「医学部の学生さんと実際にお話できて、大学生活のイメージがもつことができた」などの感想から、多くの気づきを得てもらえたこと、満足いただけたことも大変良かったと思います。

セミナーの様子をご紹介します。

 

【開会式】

折田副センター長の挨拶でスタート。その後、各体験ブースの説明が担当の医師・看護師からありました。白衣を来た参加者の皆さんは少し緊張気味でしたが、きらきらした目で説明を聞いていました。

 

【診察ブース】

■模擬患者診察(聴診・触診)

お医者さん役になり診察室で患者さんを診察する体験です。聴診器を使って患者役の西﨑先生(循環器内科)の胸の音を聴診したり、脈のはかり方を教えてもらって脈拍から診察したりと、普段病院で診察してもらっているような内容を体験しました。脈診は道具がなくてもできますので、ぜひ帰ってから家族を診察をしてみてほしいと思います。

聴診器の仕組みや使い方も教えてもらいます。

 

■胎児エコー検査

妊婦さんのお腹の中にいる胎児(赤ちゃん)をエコーで診察し、大きさや発育を検査します。担当の丸山先生(産婦人科)から「大きさだけでなくお医者さんたちはおなかの中の赤ちゃんの心臓や肺、脳が正常か、血液の流れは正常か、などを検査しているんだよ」などのお話を聞きながら、胎児を様々な断面で映して観察しました。

 

 

【腹腔鏡ブース】

■SASUKE(腹腔鏡鉗子トレーニングのためのゲーム)

今回は「星通し」「食事のセッティング」「貯金箱」の3種目に挑戦しました。各種目の成果で点数が付き、上位者には賞品が出ます。腹腔鏡用の鉗子操作は難しいのですが、村上先生(産婦人科)から持ち方や操作のこつを教えていただき、楽しんで取り組んでいるうちに上手に使えるようになっていたと思います。

「星通し」と「テーブルセッティング」にチャレンジする様子

 

【VRシミュレーションブース】

■ロボット支援手術シミュレーション(ダビンチシミュレーション)

ロボット手術の練習をするためのシミュレーターを体験しました。ロボット手術では4本の機械の腕がお腹の中に入り、手で手術しているように手首まで動かして切ったり縫ったりを行います。機械に慣れるために医師もゲーム感覚でできる練習から始めますが、今回は手首を動かす練習ができるゲームに挑戦しました。

シミュレーターに慣れるととても上手に鉗子(かんし)を動かすことができていました。

 

VR腹腔鏡手術シミュレーション

2~3種類の腹腔鏡手術を体験してもらいました。電気メスを使って病気の部分を切った後、出血部分の血を止めたり、洗浄水で洗ったり血液や洗浄水を吸い取る、など最後の作業まで体験しました。参加者が執刀医として操作し、折田先生(食道・胃外科)と木村さん(医学部)が助手としてカメラ(場合によって左手の操作も)でアシスト。協力して手術を完遂していました。

 

 

【手術室ブース】

■電気メス体験

電気メスを使って臓器から腫瘍(病気の部分)をくり抜く手術体験をしました。使用したのはコンニャク製の練習用模擬臓器で、実際にとても近い感触で練習することができます。腫瘍部分だけ切るのではなく、周囲1センチの部分にメスを入れて大きく焼き切ります。その手技のポイントや実際の手術でのお話を担当の伊藤先生(上部消化管外科)、本庄先生(大腸・肛門外科)から聞きながら、上手に腫瘍を取り除いていました。

 

 

■採血・点滴・注射体験

血管に針を刺す練習用の腕モデルを使って、採血の体験をしました。駆血帯で腕を縛るところからスタート。おそらくほとんどの参加者が実際に採血の針を持つことが初めてだと思いますので、緊張していたと思います。青木看護師、医学部の村越さんや福田さんが丁寧かつ安全に針の持ち方や刺し方のレクチャーがあり、チャレンジしました。採血管に擬似血液が採れると「本当に看護師さんになったような気がして楽しい!」と感想を教えてくれました。

希望者にはアドバンスで注射の体験もしてもらいました。

 

【閉会式】

折田副センター長から認定証が授与され、一人ずつ感想を発表してもらいました。楽しかったという感想をたくさんいただくことができました。

 

SASUKEの上位者には村上先生より賞品が贈られました。

 

 

 

♦ご協力ありがとうございました♦

参加者

折田創先生(シミュレーションセンター副センター長/食道・胃外科)、伊藤智彰先生(順天堂静岡病院外科教授)、西﨑祐史先生(総合診療科/循環器内科)、本庄薫平先生(大腸・肛門外科)、村上圭祐先生(産婦人科)、丸山洋二郎先生(順天堂練馬病院産婦人科)、渡邉武弘先生(食道・胃外科)、青木明子さん(看護部看護教育課)、高橋友子さん(シミュレーションセンター蘇生インストラクター)

村越和輝さん(M5)、福田彩乃さん(M3)、冨高真子さん(M2)、石井菜々子さん、一倉舞さん、木村研さん、福田幸純さん、宮本真鈴さん、六笠花保里さん(以上M1)、土井賢太郎さん(I2)

第13回医療体験セミナー(キッズセミナー)を開催いたします

ご好評につき、順天堂大学シミュレーションセンター主催 第13回医療体験セミナーを下記の通り開催いたします。

将来、医師や看護師を目指されている方、医療に関心のある方、また順天堂大学医学部にご興味のある方、楽しいシミュレーション体験をご用意してお待ちしておりますので、ぜひご参加ください。

今回は小学4年生~中学3年生までを対象に少人数での開催といたします。

下記要項をよくお読みいただき、お申込みください。

 

日  時:2024年3月2日(土) 14時開始 17時終了(予定)

場  所:順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)

申込定員:20名

参加対象:小学4年生~中学3年生

内  容:腹腔鏡下での鉗子操作、VRシミュレーターによる手術・検査体験、心肺蘇生、聴診 等

申込受付開始2月5日(月) 12時開始 二次募集 申込終了

申込受付終了2月9日(金) 16時終了(定員になり次第終了)

注意事項

※インフルエンザ等の感染症の流行状況により、延期や中止の可能性がございますのでご了承ください。

※受付開始時間より前のお申込みはお受けできませんので、ご了承ください。

定員が埋まり次第申込み受付を終了とさせていただきます。

※当日の体調不良等、やむを得ない理由でのご欠席以外は、必ずご参加いただける方のみお申込みください。

※当日はホームページ掲載用の写真撮影をいたします。掲載をご希望されない方は、申込みフォームのご要望欄にご記入ください。

※定員に満たなかった場合は、やむを得ず中止となることがございますのでご了承ください。

 

COVID-19に関する注意事項

※当日はマスクを用意してご来場ください。

※当日朝の検温の結果、37.5度以上の場合はご参加いただけません。

 

申込方法下記申込フォームへアクセスいただき、必要事項を送信してください。

※お一人様一口でのお申込みをお願いいたします。

※送信後すぐには受付完了の返信はございませんのでご了承ください。参加の可否は2月19日(月)以降に事務局より登録いただいたメールアドレスへお送りいたします。2月19日以降5日以内に参加可否の連絡がない場合、入力間違いが考えられるため、お手数ですが事務局までご連絡ください。

 

医療体験セミナー申込フォーム(二次募集用) 申込終了いたしました。

 

⇒⇒こちらからフライヤーがご覧になれます 【ポスター】第13回医療体験セミナー

 

 

ご不明な点がございましたら、医療体験セミナー事務局 03-5802-1742 までお問い合わせください。

皆様のお申込みをお待ちしております。

 

お問い合わせ先

順天堂大学メディカルテクノロジー&シミュレーションセンター内

医療体験セミナー事務局 03-5802-1742(直通)

アクセスMAP

【高大連携】Brock教授と高大連携高校との懇親会を行いました 

116()に本学との高大連携校の生徒15名がシミュレーションセンターを来訪し、米国Johns Hopkins大学教授のMalcolm Brock先生と懇親会を行いました。

Brock先生は1024日から来日し、本学で英語科の講義や外科のカンファレンスでの講演、医師のキャリアや留学に関する学生との個別相談会などを行っていただきました。大変情熱的に講義される先生でいらっしゃるので、高校生の生徒たちも米国の医師と触れ合う機会がもてたら、今後のよい経験や刺激となるのではという考えから大学が設けた交流の場です。

開始前は緊張気味だった生徒たちでしたが、実は日本語が堪能なBrock先生。聞き取りやすく話してくださる英語のところどころに流ちょうな日本語でジョークが出ると笑いが起こり、あっという間にBrock先生のお話に引き込まれていました。また、生徒に質問をし、対話を取り入れた講義だったので、はじめは答えに躊躇する場面も見られましたが、次第に意見を伝えていた姿が印象的でした。

 

質問に答える生徒さん。Brock先生が日本語のジョークで返すことも。

 

Brock先生から「私は何歳だと思う?」と聞かれ「28歳に見える」と答えた生徒さんと、大喜びしながらハグをするBrock先生。 「I’m about 60!」に歓声が上がりました。

 

講義では初めに「How do you become the best?」の質問が生徒たちに投げかけられ、先生の経験からその回答をお話くださいました。先生の4人のメンターのお話や「Make it happen」という本から得たこと、short-time Goalslong-term Goalsの大切さと設定の仕方などです。そして先生は自分で作ったその目標リストを44年間欠かさず持ち歩いていて、毎日時間ができると声に出して読んでいるそうで、この日も「今も持っている」とポケットから出して生徒たち一人一人に見せてくださいました。

 

最後は生徒たちから質問が寄せられました。「医師になって大変だったことは?」「どうして日本に留学しようと思ったのか」などの質問に対して、じっくりと丁寧に回答されていました。

 

事後アンケートでは、「モチベーションが上がった、自信になった、夢が現実的に感じられた」などの意欲が向上する感想とともに、「初めての英語の講義だったが、自分は意外と英語ができるかもしれないという希望がもてた」「進路に関して良いきっかけがもてた」「人生で大切なことを学べた機会だった」など、懇親会の実施自体もよい感想をいただくことのできた結果でした。

毎年来てくださるBrock先生や連携校の先生方のご協力を得ながら進められたとても素敵なひと時でした。

 

順天堂大学には在学中にUSMLEの取得を目指す学生への対策コースや海外留学への対応などを積極的に行っています。Johns Hopkins大学への交換留学、研修医としての派遣など多くのプログラムが来年度より始まります。今後も順天堂大学の高大連携プログラムにご期待ください!

j-Meg(学生医療研究会)秋の活動報告会を開催

11月20日(月)18:30よりj-Meg(学生医療研究会)による活動報告会がシミュレーションセンターにて行われました。

j-Megは部員が個々に関心のある医療分野について研究したり活動を行ったりする本学サークルです。活動報告会は春と秋の2回行われ、その間に得た成果を発表し、部員間で情報を共有し合う場になっています。

今回は6名の学生さんが報告を行いました。

 

顧問の内藤俊夫先生のお話からスタート。医師になっても、医師になったからこそ、何を大切にすべきかその心をお話しくださいました。

 

 

活動報告(6名)

・どのようにマッチングを攻略したか(M6)

・メディカルラリー報告(M2)

・新潟県庁でのインターン活動報告、脳科学研究所見学(M2)

・AMSA/AMSC 2023年度、2024年度の活動について(M2)

・命若造プロジェクトから 生死について考える(M2)

・医療の質について(私の考え)(M3)

 

第5回国際テクノロジーセンター会議を開催いたしました

11月2日(木)に第5回目となる国際テクノロジーセンター会議を開催いたしました。今回のカンファレンスでは、下記4大学から発表をいただきました。内容は各大学のシミュレーションセンターの紹介と医学教育の取り組みについてです。

 

■ご講演

郭伟先生(長治医学院 消化器・一般外科准教授) オンライン講演

「長治医院における大学院生への外科トレーニング」

 

Errol Bush先生(ジョンズ・ホプキンス大学 胸部外科准教授/医学部教育顧問)

「肺移植におけるジョンズ・ホプキンス大学の外科シミュレーション教育」

 

熊木天児先生(愛媛大学消化器内科教授/臨床総合研修センター長)オンライン講演

「「シミュリンピック週間」で文部科学省事業も楽しく!」

 

折田創先生(順天堂大学上部消化管外科学准教授/シミュレーションセンター副センター長)

「学生・研修医教育における縫合の評価の取り組み」

 

■座長 Malcolm Brock先生(ジョンズ・ホプキンス大学 胸部外科教授)

 

例年、Malcolm Brock先生には来日のたびに本カンファレンスでジョンズホプキンス大学の教育、歴史、医師として大切な心構え、等をお話いただいておりましたが、本日は座長として会のご進行をいただきました。

ジョンズ・ホプキンス大学からはErrol Bush先生をお迎えし、JHUのシミュレーションセンターをご紹介いただきました。Bush先生は肺移植手術がご専門でいらっしゃり、本学学生にオンラインで肺移植のご講義を毎年いただいておりましたが、本学を訪問されたのは初めてです。この日はJHUに3つあるシミュレーションセンターとそのトレーニングプログラムや利用のされ方をご講演されました。

郭先生と熊木先生はオンラインでのご講演でした。熊木先生はシミュリンピック週間にの取り組みについて、本カンファレンスで2度目となるご講演でしたが、何度拝聴しても素晴らしい取り組みです。改めて受ける側の学生と運営する側の教員の双方が楽しい教育の在り方ということを考えさせられました。郭先生には外科の手技認定制度(院内)プログラムについてお話いただきました。国内多くの病院が実施している外科領域での院内認定制度は順天堂大学にはなく、今後プログラムを実施していくことになったらぜひ参考にしたい内容でした。順天堂はその外科手技(縫合)の評価プログラムを学生に行い始めたため、その概要と現時点での結果を発表しました。

当センターでは独自の教育プログラムを持っていないことが課題の一つでもあります。本カンファレンスから得た各大学の取り組みを参考に当センターで行うべきプログラムを模索し確立していきたいと思いました。

Errol Bush先生と熊木天児先生のご講演

 

折田創先生のご講演              質問をされるMalcolm Brock先生

本学学生が日本救急医学会主催のBLS選手権に出場しました!

 

10月9日(月祝)に開催された日本救急医学会主催のBLS選手権に順天堂大学医学部より3チーム(15名)が出場しました。

コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となったこの大会は医学部学生のみが出場でき、全国の救急医を目指す学生の憧れの大会であるとも言えると思います。各地区大会を勝ち抜いた上位チーム(関東地区は上位4チーム)が決勝大会に進むことができるというチーム戦のため、CPRの正確性だけでなく、チーム間でのコミュニケーション力やリーダーシップも大切な要素となります。本学学生も6月からBLSの学習と練習を開始し、3-4か月の間にCPRのシミュレーターで100%のスコアをいかに高確率で出せるかを切磋琢磨し、互いに声掛けや、助言、何度も作戦を練るなど、手技力はもちろんのこと、チーム力も高めていました。

 

練習風景

昼休みや授業後に部活やアルバイトまでのわずかな時間にも集まって練習していました。圧迫の速度を110回/分に体が覚えるよう、できるだけ毎日練習したり、速度を刻む練習を欠かしませんでした。

1人法の練習にもチームで助言や評価の声を掛け合い、速度と圧迫の深さを調整します。大会前にはスコアもチームワークもベストな状態に。

みんなで110回/分の速度で歩いて体に刻んでいました!

 

出場者は以下の学生です。

【学医研チーム】M5 岡田奈津美さん、M4 髙木政志さん、M2永堀健太さん、二宮まりなさん、金木夏輝さん

 

【1年Aチーム】M1 六笠花保里さん、石井菜々子さん、福田幸純さん、田中優希さん、木村研さん

 

【1年Bチーム】M1 石坂南果さん、黒瀬隼吾さん、中村みことさん、林仁和さん、邵 雨晴さん

 

熱戦の結果です。

■部門賞

ハード部門(胸骨圧迫強度60㎏)

1位 石井菜々子さん(M1)

2位 髙木政志さん(M4)

2位 邵 雨晴さん(M1)

 

■2人法部門

3位 1年生Aチーム(六笠さん、福田さん、木村さん)

 

4か月間にもわたり、チームの皆でBLSのトレーニング積んできたことは、スキルだけでなくコミュニケーションにおいてもとても貴重な経験になり、各自の自信になったと思います。

一次救命処置、二次救命処置のトレーニングも当センターで行うことができます。医師だけでなくコメディカルの部署、研修医の先生や学生さんにも気軽にご活用いただけますと幸いです。