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ハワイ大学SimTikiシミュレーションセンターによる「Pediatric Patient Safety Simulation Workshop」を開催しました NEW Release!!

2026年6月1日(月)、順天堂大学シミュレーションセンターにおいて、ハワイ大学SimTikiシミュレーションセンターによる「Pediatric Patient Safety Simulation Workshop」を開催しました。

講師として、SimTikiシミュレーションセンター センター長のDr. Benjamin Berg先生、副センター長のDr. Jannet Lee-Jayaram先生をお迎えし、小児患者の安全をテーマとした体験型ワークショップが行われました。

当日は、順天堂大学から救急科の近藤豊教授、梅井菜央先生、医療看護学部シミュレーション教育研究センターの植木純教授、池田恵准教授をはじめ、日本医科大学小児科医師・医学部6年生、東京慈恵会医科大学救急科医師、本学医学部学生(M2~M6)など計25名が参加しました。

 

ワークショップは、シミュレーション教育において重要とされる以下の3つのステップで構成されます。

・事前説明(Pre-Briefing)
・シミュレーション実習
・デブリーフィング(振り返り)

 

ディレクターを務めたDr. Jannet Lee-Jayaram先生は、まず参加者一人ひとりの自己紹介に丁寧に耳を傾けてくださり、和やかな雰囲気の中でワークショップがスタートしました。

 

事前説明では、患者安全に関する学習目標が共有されました。テーマは、ベッドサイドに潜む危険要因の特定、投薬ミスの防止、感染対策の確認など、患者安全に直結する重要な内容です。

 

シミュレーション実習では、参加者が2人1組となり、患者カルテをもとに病室内に設定された23項目の危険要因を探しました。危険要因には、投薬に関するミスや環境上のリスクなどが含まれており、実際の臨床現場を想定したアクティブラーニングが展開されました。

さらに、シミュレーションルーム内には4つのQRコードが隠されており、読み取ることで危険要因に関する解説を確認できる仕組みとなっています。参加者は協力しながら問題を解決し、楽しみながら学習を進めました。

 

そして、本プログラムで最も重視されていたと感じたのは、シミュレーション後のデブリーフィングです。今回は6チームが同時にシミュレーションを実施し、その後の振り返りでは各チームが発見した危険要因について発表しました。

「なぜそれが危険なのか」「患者にどのような影響を及ぼす可能性があるのか」を参加者全員で検討し、さらにQRコードから得られた知識も共有することで、学びを深めました。単に危険要因を見つけるだけでなく、リフレクション(振り返り)を通じて臨床現場で活用できる知識へと発展させることが、本プログラムの大きな特徴です。

また、このシミュレーションには「危険要因をチームで探し出す」というゲーム性も取り入れられていました。最も多くの危険要因を正しく発見したチームには賞品が贈られ、参加者は楽しみながら主体的に学習に取り組んでいました。

 

今回のワークショップを通じて、患者安全を確保するためには個人の知識だけでなく、チームで観察し、コミュニケーションを取りながら問題を発見・共有することの重要性を改めて学ぶ機会となりました。

今回のワークショップを通じて、楽しさと学びを両立させながら参加者の主体的な学習を促すSimTikiの教育手法の有効性を実感しました。当センターにおいても、こうした工夫を取り入れながら、より効果的なシミュレーション教育の実践に努めてまいります。