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第20回医療体験セミナーを開催いたしました NEW Release!!

2026年7月18日(土)、順天堂大学シミュレーションセンター主催「第20回順天堂大学医療体験セミナー」を開催いたしました。
高校生を対象に開催しましたが、募集段階から非常に多くのご応募をいただき、当日は広島県や京都府など遠方からもご参加いただきました。開催前から、高校生の皆さんの医療に対する関心の高さが感じられるセミナーとなりました。
今回は6つのブースで9つの医療体験を実施しました。参加者はグループに分かれ、医学部学生のチューターとともに各ブースをローテーションしながら体験を行いました。産婦人科・消化器外科・麻酔科・小児科・心臓血管外科の医師をはじめ、医学生や企業の皆様など総勢29名のご協力のもと、大変充実した内容のセミナーが実施できたのではないかと思います。
初めて触れる医療機器やシミュレーターに、最初は参加者のみなさんに緊張した様子も見られましたが、医師や医学生の丁寧な指導のもと、積極的に質問しながら真剣に取り組む姿が印象的でした。
その様子をご紹介いたします。

 

 

【開会式】

副センター長の北出真理教授(産婦人科)の挨拶でセミナーがスタート。
各ブース担当者から体験内容の紹介が行われた後、Surgical SASUKE担当の北出副センター長より、腹腔鏡手術で使用する鉗子操作についてレクチャーがありました。
また、昨年開催した第18回医療体験セミナーの参加者で、現在は医学部1年生となった学生から、「このセミナーに参加したことで受験勉強へのモチベーションが上がりました。」との体験談が紹介され、参加者にとって大きな励みとなりました。

 

 

【腹腔鏡ブース】Surgical SASUKE

腹腔鏡手術で使用する鉗子操作を楽しく学べるトレーニング「Surgical SASUKE」を体験しました。
「星通し」「ダイス」「貯金箱」の3種目に挑戦し、制限時間内の得点を競いました。モニター越しに器具を操作する難しさを感じながらも、繰り返し挑戦することで徐々に上達していく様子が見られました。

 

【VRシミュレーターブース】IVR(血管内治療)・ロボット手術体験

VRシミュレーターを使用し、血管内治療(IVR)とロボット手術を体験しました。
IVRでは、「10分間で救命せよ!」というミッションのもと、胸部大動脈瘤に対するステントグラフト留置術を体験しました。細い血管の中を、目的の位置までカテーテルやガイドワイヤーを進める繊細な手技に挑戦しました。
ロボット手術では、da Vinciシミュレーターを操作しました。実際のロボット手術に近い感覚でシミュレーションを行い、手術支援ロボットならではの精密な操作を体験しました。
どちらも低侵襲(痛みが少ないこと)で年々需要が高まっている最新の医療技術ですので、体験を通して機器を操作しながら治療することへの関心が高まったようでした。

 

 

 

【麻酔ブース】気管挿管・静脈穿刺(じょうみゃくせんし)/採血

麻酔ブースでは、麻酔導入のための気管挿管と静脈路確保を体験しました。
気管挿管では、ビデオ喉頭鏡を用いて声門を確認しながらチューブを挿入する操作を学びました。体験は2人1組で行い、一人が挿管を担当し、もう一人は介助役を務めました。介助役も患者さんの安全を支える重要な役割を担っており、チーム医療の大切さについても学ぶ機会となりました。
静脈穿刺では、血管モデルを用いて採血を体験しました。麻酔科医は、麻酔薬や痛み止めを投与するための点滴(ルート)を確保するとともに、必要に応じて採血を行いながら患者さんの全身状態を管理しています。採血やルート確保は、安全に手術を行うための大切な基本手技の一つです。実際に針を扱うことで、正確にルートを確保する難しさを体感していただきました。

 

 

【外科ブース】電気メス・皮膚縫合

外科ブースでは、電気メスによる腫瘍摘出と皮膚縫合を体験しました。
電気メスでは、使用方法について説明を受けた後、模擬腫瘍を丁寧に摘出しました。体験中には、担当医師が組織を切開・止血する電気メスの原理について、クイズ形式で分かりやすく解説していました。
皮膚縫合では、持針器や鑷子の使い方を学び、一針ずつ確実に縫合する外科医の基本技術に挑戦しました。針の持ち方一つとっても難しい手技ですが、医師や医学生が横について手本を示しながら丁寧に指導しました。一針縫い終えたときには、多くの参加者から達成感を感じたという感想が聞かれました。

 

 

【産科ブース】分娩体験

産科ブースでは、通常分娩と鉗子分娩を体験しました。
まず、赤ちゃんが産道を通る様子や分娩の流れについて医師から講義を受けた後、拳を赤ちゃんの頭に見立て、産道内を回転しながら進む仕組みを一人ずつ体験しました。
その後、分娩シミュレーターを用いて実際の分娩介助に挑戦しました。赤ちゃんの頭が見えてくると、会陰を保護しながら慎重に介助し、肩を回旋させながらゆっくりと娩出します。無事に赤ちゃんが生まれると、本物の医師のように安堵した表情を浮かべていた姿が印象的でした。
命の誕生を支える産婦人科医の仕事について理解を深めることができました。

 

 

【医学生との交流会】

グループごとに医学生チューター(リーダー)との交流会を行いました。医学部での学生生活や受験勉強、大学生活、将来の進路などについて自由に質問できる時間となり、参加者からは積極的に質問が寄せられました。

 

 

【閉会式】

閉会式では、Surgical SASUKE優秀者の表彰を行いました。
受賞者には賞品が贈られ、参加者から大きな拍手が送られました。
その後、参加者全員へ修了証が授与され、最後に北出副センター長、熊谷麻子先生より閉会のご挨拶があり、第20回医療体験セミナーは盛会のうちに終了しました。

 

 

 

ご参加ありがとうございました

ご参加いただいた高校生の皆様、長時間にわたり誠にありがとうございました。
順天堂大学メディカルテクノロジー・シミュレーションセンターでは、今後も医療に興味を持つ小・中・高校生を対象とした体験型セミナーを開催してまいります。
次回の開催につきましては、当センターWebサイトおよび順天堂大学公式LINE等でご案内いたしますので、ぜひご参加ください。
将来の医療を担う皆さんとお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしております。

 

 

ご協力ありがとうございました

北出真理先生、丸山洋二郎先生、熊谷麻子先生、水谷七海先生(産婦人科)、工藤治先生(麻酔科)、田中恭子先生(小児科)、横山泰孝先生(心臓血管外科)、村井勇太先生(下部消化管外科)、髙井正太郎先生(上部消化管外科)、金城和香子先生(臨床研修センター)

松永健様(科研製薬)、吉田莉奈様、土田絵里様(企業様/個人協力)

永堀健太さん、森安祐未さん(M5)、福田幸純さん(M4)、岩井理沙さん、平山大徳さん、林成龍さん、尾之内菜々子さん、池畑帆夏さん、仲澤泉さん(M3)、高橋謙介さん、北神徳久さん、植松真基さん、新井健斗さん(M2)、花島美咲さん(M1)