第13回日本外科教育学会学術集会にて本学学生が参加しました NEW Release!!
第13回日本外科教育学会学術集会に本学学生が参加しました
― 学生主体の研究成果を発表、全日本医学生手技大会では1~3位を独占 ―
2026年9月12日(土)・13日(日)、名古屋で開催された「第13回日本外科教育学会学術集会(Surgical Education Summit 2026)」に、本学医学部の学生が参加しました。
本学からは、日頃よりシミュレーションセンターで外科手技トレーニングに取り組んでいる学生たちが、3題の演題発表を行うとともに、学術集会の特別企画「GOLDEN TECH TOURNAMENT(全日本医学生手技大会)」に出場しました。
学生が主体となって取り組んだ3つの研究を発表
今回の演題発表に向けて、学生たちは「学生主体の外科手技トレーニング」「ロボット支援手術シミュレーション」「腹腔鏡下折り鶴トレーニング」の3つのテーマごとにチームを組み、シミュレーションセンターでの活動やトレーニングをもとに、自らデータを収集・解析し、研究を進めてきました。
発表にあたっては、福永 哲センター長、北出 真理副センター長をはじめ、村上 圭祐先生(産婦人科)、渡邉 武大先生(上部消化管外科)より研究・発表内容についてご指導をいただきました。
学会では、以下の3演題を発表しました。
■ Oral Session(Student Session)
「順天堂大学における学生主体の外科手技トレーニングへの取り組みとその成果」
発表者:平山 大徳(M3)
共同演者:六笠 花保里(M4)、池畑 帆夏(M3)、廣田 華実(M2)
「学生のより効果的なロボットトレーニングを目指して」
発表者:尾之内 菜々子(M3)
共同演者:木村 研(M4)、北神 徳久(M2)
■ Poster Session(シミュレーション教育・その他/デジタルポスター)
「“サボり期間”と“紙の違い”は技術に影響するか?―腹腔鏡下折り鶴トレーニングを用いた検討―」
発表者:林 成龍(M3)
共同演者:福田 幸純(M4)、仲澤 泉(M3)、中澤 秀佳(M2)、高橋 謙介(M2)
いずれも、学生が日頃のトレーニングから生まれた疑問や課題を研究テーマへと発展させたものです。
学会では、医学部低学年のうちから腹腔鏡手術やロボット支援手術のトレーニングに継続して取り組んでいることに加え、その経験をデータとして収集・解析し、自ら研究へと発展させている点について、多くの関心を寄せていただきました。
「手技を練習する」だけではなく、トレーニングを通して得た気づきを研究につなげ、その成果を学会で発信するところまで学生自身が取り組んだことは、今回の大きな成果となりました。

Oral Sessionでの発表の様子(平山さん、尾之内さん)

Poster Sessionで発表する林さんと質問に答える福田さん
GOLDEN TECH TOURNAMENT(全日本医学生手技大会)に挑戦
学術集会の特別企画として開催された「GOLDEN TECH TOURNAMENT(全日本医学生手技大会)」には、日頃から当センターで外科手技トレーニングに励む医学部2~4年生の学生11名が出場しました。
大会では、縫合・結紮・鏡視下手技など、外科医に必要となる基本手技を競います。
団体戦は3名1チームで出場し、それぞれが担当する手技の合計スコアを競いました。本学チームは惜しくも決勝進出とはなりませんでしたが、全国の医学生と同じ舞台で技術を競うことで、それぞれが自身の課題を確認するとともに、「さらに強化したい手技」「もっと極めたい技術」を見つける貴重な機会となりました。



個人戦「鏡視下縫合結紮」で本学学生が1~3位を独占!
個人戦では、日頃から学生同士でタイムを競いながら繰り返しトレーニングしてきた「鏡視下縫合結紮」の種目で、本学学生が日頃の練習の成果を発揮しました。
■ 個人戦「鏡視下縫合結紮」
優勝 木村 研(M4) 49秒17
第2位 六笠 花保里(M4) 51秒53
第3位 福田 幸純(M4) 53秒80
本学学生が1位から3位までを占める結果となりました。
今回入賞した学生を含め、参加学生の中には、2025年の日本臨床外科学会「Surgical Obstacle(外科手技選手権)」で優勝・準優勝したチームのメンバーもおり、日頃から継続して取り組んできたトレーニングの積み重ねが、今回の結果にもつながりました。

優勝の木村さん(表彰式にて)
トレーニングから研究、そして次の挑戦へ
今回の学会参加では、日頃のシミュレーションセンターでの活動が、外科手技の習得だけにとどまらず、「なぜ上達するのか」「より効果的なトレーニングとは何か」という研究へ発展し、さらに学会発表や全国の医学生との競技へとつながりました。
学生たちにとっても、自らの取り組みを学外で発表し、他大学の学生や外科教育に携わる先生方と交流することで、新たな課題や目標を見つける貴重な機会となりました。
順天堂大学メディカルテクノロジー・シミュレーションセンターでは、今後も学生の自主的なトレーニングや研究活動を支援し、学生が学年を越えて互いに学び合いながら、技術と探究心を高めていける環境づくりに取り組んでまいります。

【発表内容の指導】
福永 哲先生
北出 真理先生
村上 圭祐先生(産婦人科)
渡邉 武大先生(上部消化管外科)
【引率・発表指導・手技指導】
渡邊 武弘先生
【参加学生】
11名(M4:3名、M3:5名、M2:3名)
