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愛媛大学総合臨床研修センターよりご見学

10月20日(木)に愛媛大学総合臨床研修センターの熊木天児センター長とスタッフで臨床工学技士の小松真也様がシミュレーションセンターをご見学されました。

熊木先生には前日の19日に国際テクノロジーセンター会議にてご講演いただいており、せっかくですので翌日に当センターのご見学をいただき、授業での活用の様子等をご覧いただきました。

 

【シミュレーションセンターの案内】

はじめに当センターの運営組織や取り組み、これまで行ってきたソフトウェア開発などについての案内を当センター運営委員の折田創先生より行いました。ここでは、愛媛大学の方からも「シミュリンピック」など特色ある教育等の情報をいただき、意見交換をすることができて大変有意義な時間となりました。

また、施設内を見学いただく中で、VRシミュレータのうち、EIDOS社の腹腔鏡シミュレーターと血管内治療シミュレーターにご興味を持たれ、お二人にご体験いただきました。国内にあまり配備されていない機器のため、操作感やゲーム感覚でできるコンテンツの特異性等を楽しんでいただけたかと思います。また、「腹腔鏡下鉗子トレーニングSASUKE」もご体験になり、鉗子を使って貯金箱におおもちゃのお金を入れるトレーニングについて「適度に難しく、楽しんでトレーニングできるいいアイディア」とのご評価をいただきました。

血管内治療シミュレーターと腹腔鏡下鉗子トレーニングSASUKEをご体験いただきました。

 

【卒後教育について】

総合臨床研修センターにて卒後教育にも力を注いでいらっしゃるため、当大学の研修制度など臨床研修センターの取り組みについて、本部長代行の鈴木勉先生よりご案内をいただきました。ここでも双方で課題やその解決法などについて、熱のこもった情報交換を行っていました。

 

【実習見学】

上部消化管外科の実習では腹腔鏡下縫合手技の習得に力を入れており、1か月の実習期間中に個々で縫合トレーニングに励みます。そのモチベーションを高めるため、最後にタイム計測によるコンペティションを行います。その実習の様子をご覧いただきました。授業は上部消化管外科学講座の折田創先生のご指導で行われています。

縫合結紮のコンペティションの様子

 

2か月前の8月19日に当センターから愛媛大学総合臨床研修センターへ見学をさせていただいており、そのご縁で今回のセミナーご出講とセンターご見学をいただきました。

引き続き教育面、運営面での情報交換をさせていただき、交流を深め、さらに充実したセンター運営をしていきたいと思います。