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【高大連携】Brock教授と高大連携高校との懇親会を行いました NEW Release!!

116()に本学との高大連携校の生徒15名がシミュレーションセンターを来訪し、米国Johns Hopkins大学教授のMalcolm Brock先生と懇親会を行いました。

Brock先生は1024日から来日し、本学で英語科の講義や外科のカンファレンスでの講演、医師のキャリアや留学に関する学生との個別相談会などを行っていただきました。大変情熱的に講義される先生でいらっしゃるので、高校生の生徒たちも米国の医師と触れ合う機会がもてたら、今後のよい経験や刺激となるのではという考えから大学が設けた交流の場です。

開始前は緊張気味だった生徒たちたちでしたが、実は日本語が堪能なBrock先生。聞き取りやすく話してくださる英語のところどころに流ちょうな日本語でジョークが出ると笑いが起こり、あっという間にBrock先生のお話に引き込まれていました。また、生徒に質問をし、対話を取り入れた講義だったので、はじめは答えに躊躇する場面も見られましたが、次第に意見を伝えていた姿が印象的でした。

 

質問に答える生徒さん。Brock先生が日本語のジョークで返すことも。

 

Brock先生から「私は何歳だと思う?」と聞かれ「28歳に見える」と答えた生徒さんと、大喜びしながらハグをするBrock先生。 「I’m about 60!」に歓声が上がりました。

 

講義では初めに「How do you become the best?」の質問が生徒たちに投げかけられ、先生の経験からその回答をお話くださいました。先生の4人のメンターのお話や「Make it happen」という本から得たこと、short-time Goalslong-term Goalsの大切さと設定の仕方などです。そして先生は自分で作ったその目標リストを44年間欠かさず持ち歩いていて、毎日時間ができると声に出して読んでいるそうで、この日も「今も持っている」とポケットから出して生徒たち一人一人に見せてくださいました。

 

最後は生徒たちから質問が寄せられました。「医師になって大変だったことは?」「どうして日本に留学しようと思ったのか」などの質問に対して、じっくりと丁寧に回答されていました。

 

事後アンケートでは、「モチベーションが上がった、自信になった、夢が現実的に感じられた」などの意欲が向上する感想とともに、「初めての英語の講義だったが、自分は意外と英語ができるかもしれないという希望がもてた」「進路に関して良いきっかけがもてた」「人生で大切なことを学べた機会だった」など、懇親会の実施自体もよい感想をいただくことのできた結果でした。

毎年来てくださるBrock先生や連携校の先生方のご協力を得ながら進められたとても素敵なひと時でした。

 

順天堂大学には在学中にUSMLEの取得を目指す学生への対策コースや海外留学への対応などを積極的に行っています。ジョンホプキンス大学への交換留学、研修医としての派遣など多くのプログラムが来年度より始まります。今後も順天堂大学の高大連携プログラムにご期待ください!

j-Meg(学生医療研究会)秋の活動報告会を開催 NEW Release!!

11月20日(月)18:30よりj-Meg(学生医療研究会)による活動報告会がシミュレーションセンターにて行われました。

j-Megは部員が個々に関心のある医療分野について研究したり活動を行ったりする本学サークルです。活動報告会は春と秋の2回行われ、その間に得た成果を発表し、部員間で情報を共有し合う場になっています。

今回は6名の学生さんが報告を行いました。

 

顧問の内藤俊夫先生のお話からスタート。医師になっても、医師になったからこそ、何を大切にすべきかその心をお話しくださいました。

 

 

活動報告(6名)

・どのようにマッチングを攻略したか(M6)

・メディカルラリー報告(M2)

・新潟県庁でのインターン活動報告、脳科学研究所見学(M2)

・AMSA/AMSC 2023年度、2024年度の活動について(M2)

・命若造プロジェクトから 生死について考える(M2)

・医療の質について(私の考え)(M3)

 

第5回国際テクノロジーセンター会議を開催いたしました NEW Release!!

11月2日(木)に第5回目となる国際テクノロジーセンター会議を開催いたしました。今回のカンファレンスでは、下記4大学から発表をいただきました。内容は各大学のシミュレーションセンターの紹介と医学教育の取り組みについてです。

 

■ご講演

郭伟先生(長治医学院 消化器・一般外科准教授) オンライン講演

「長治医院における大学院生への外科トレーニング」

 

Errol Bush先生(ジョンズ・ホプキンス大学 胸部外科准教授/医学部教育顧問)

「肺移植におけるジョンズ・ホプキンス大学の外科シミュレーション教育」

 

熊木天児先生(愛媛大学消化器内科教授/臨床総合研修センター長)オンライン講演

「「シミュリンピック週間」で文部科学省事業も楽しく!」

 

折田創先生(順天堂大学上部消化管外科学准教授/シミュレーションセンター副センター長)

「学生・研修医教育における縫合の評価の取り組み」

 

■座長 Malcolm Brock先生(ジョンズ・ホプキンス大学 胸部外科教授)

 

例年、Malcolm Brock先生には来日のたびに本カンファレンスでジョンズホプキンス大学の教育、歴史、医師として大切な心構え、等をお話いただいておりましたが、本日は座長として会のご進行をいただきました。

ジョンズ・ホプキンス大学からはErrol Bush先生をお迎えし、JHUのシミュレーションセンターをご紹介いただきました。Bush先生は肺移植手術がご専門でいらっしゃり、本学学生にオンラインで肺移植のご講義を毎年いただいておりましたが、本学を訪問されたのは初めてです。この日はJHUに3つあるシミュレーションセンターとそのトレーニングプログラムや利用のされ方をご講演されました。

郭先生と熊木先生はオンラインでのご講演でした。熊木先生はシミュリンピック週間にの取り組みについて、本カンファレンスで2度目となるご講演でしたが、何度拝聴しても素晴らしい取り組みです。改めて受ける側の学生と運営する側の教員の双方が楽しい教育の在り方ということを考えさせられました。郭先生には外科の手技認定制度(院内)プログラムについてお話いただきました。国内多くの病院が実施している外科領域での院内認定制度は順天堂大学にはなく、今後プログラムを実施していくことになったらぜひ参考にしたい内容でした。順天堂はその外科手技(縫合)の評価プログラムを学生に行い始めたため、その概要と現時点での結果を発表しました。

当センターでは独自の教育プログラムを持っていないことが課題の一つでもあります。本カンファレンスから得た各大学の取り組みを参考に当センターで行うべきプログラムを模索し確立していきたいと思いました。

Errol Bush先生と熊木天児先生のご講演

 

折田創先生のご講演              質問をされるMalcolm Brock先生

本学学生が日本救急医学会主催のBLS選手権に出場しました! NEW Release!!

 

10月9日(月祝)に開催された日本救急医学会主催のBLS選手権に順天堂大学医学部より3チーム(15名)が出場しました。

コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となったこの大会は医学部学生のみが出場でき、全国の救急医を目指す学生の憧れの大会であるとも言えると思います。各地区大会を勝ち抜いた上位チーム(関東地区は上位4チーム)が決勝大会に進むことができるというチーム戦のため、CPRの正確性だけでなく、チーム間でのコミュニケーション力やリーダーシップも大切な要素となります。本学学生も6月からBLSの学習と練習を開始し、3-4か月の間にCPRのシミュレーターで100%のスコアをいかに高確率で出せるかを切磋琢磨し、互いに声掛けや、助言、何度も作戦を練るなど、手技力はもちろんのこと、チーム力も高めていました。

 

練習風景

昼休みや授業後に部活やアルバイトまでのわずかな時間にも集まって練習していました。圧迫の速度を110回/分に体が覚えるよう、できるだけ毎日練習したり、速度を刻む練習を欠かしませんでした。

1人法の練習にもチームで助言や評価の声を掛け合い、速度と圧迫の深さを調整します。大会前にはスコアもチームワークもベストな状態に。

みんなで110回/分の速度で歩いて体に刻んでいました!

 

出場者は以下の学生です。

【学医研チーム】M5 岡田奈津美さん、M4 髙木政志さん、M2永堀健太さん、二宮まりなさん、金木夏輝さん

 

【1年Aチーム】M1 六笠花保里さん、石井菜々子さん、福田幸純さん、田中優希さん、木村研さん

 

【1年Bチーム】M1 石坂南果さん、黒瀬隼吾さん、中村みことさん、林仁和さん、邵 雨晴さん

 

熱戦の結果です。

■部門賞

ハード部門(胸骨圧迫強度60㎏)

1位 石井菜々子さん(M1)

2位 髙木政志さん(M4)

2位 邵 雨晴さん(M1)

 

■2人法部門

3位 1年生Aチーム(六笠さん、福田さん、木村さん)

 

4か月間にもわたり、チームの皆でBLSのトレーニング積んできたことは、スキルだけでなくコミュニケーションにおいてもとても貴重な経験になり、各自の自信になったと思います。

一次救命処置、二次救命処置のトレーニングも当センターで行うことができます。医師だけでなくコメディカルの部署、研修医の先生や学生さんにも気軽にご活用いただけますと幸いです。

 

 

【高大連携】湘南白百合学園の医療体験 NEW Release!!

高大連携➀ 湘南白百合学園の医療体験

順天堂大学では高校との連携を積極的に進めており、大学進学の際の選択の幅を広げてもらえるよう、高校生に対して連携行事を行っています。その一環として、シミュレーションセンターにて見学・医療体験を行い、実際に医学部の学生と医師がトレーニングしているシミュレーション機器を体験してもらいました。

 

8月7日(月)は湘南白百合学園の中学・高校生30名が外科基本手技を体験をしました。

 

■はじめに那須元美先生よりシミュレーションセンターの紹介がありました。VRシミュレーション機器がたくさんあり、今日はその一部を体験しました。

 

救急蘇生体験

この体験では、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の速さや深さ、正しい圧迫の位置などについてレクチャーがあり、実際に体験しました。正確性を評価できるシミュレーターなので、練習後にテストに挑戦!皆さん一生懸命に救命されたので、ハイスコア連発でとても盛り上がりました。気管挿管も行い、肺に換気できると喜んでいた姿が印象的でした。

 

 

VR(バーチャル・リアリティ)シミュレーション

VRシミュレーションは、内視鏡検査シミュレーション、腹腔鏡手術シミュレーション、ダヴィンチシミュレーションの3種類を行いました。検査や手術の映像がリアルなため、画面に術野が写っただけでも歓声が上がりました。「難しいけれど、本当に手術しているみたいな感覚で楽しかった。」(腹腔鏡手術)との感想もいただきました。

 

VR内視鏡シミュレーター(胃カメラ)で胃や十二指腸を観察

 

  

VR腹腔鏡では虫垂を切る手術体験を行いました。 ダヴィンチ手術の基本的な操作をゲームで体験。

 

 

腹腔鏡下鉗子トレーニング SASUKE

「SASUKE」はTV番組でおなじみのSASUKEのように、外科手技の上達とそれを短時間で行えることを目的としたゲーム感覚の鉗子(かんし)トレーニングです。体腔内で鉗子を自在に操作するための練習を少しでも楽しく行うために婦人科の先生方によって考案されました。今日はプラスチックのグラスを積み重ねてタワーを作ったり、穴の開いた玉にひもを通して首飾りを作ったりなどの4種類の体験してもらいましたが、皆さん素晴らしい集中力とセンスで次々とクリアしていました。

 

この医療体験が、皆さんにとって医学部や医療系学部進学のモチベーションになれば嬉しいと思います。

 

 

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≽順天堂大学HP 湘南白百合学園高等学校×順天堂大学 高大連携イベント開催!

 

シミュレーションセンターHP 第10回医療体験セミナーの様子

順天堂大学シミュレーションセンターでは、小学生、中学生、高校生を対象とした「順天堂大学医療体験セミナー」を年に3回程開催しております。次回の開催日は未定ですが、当センターHPにてお知らせいたしますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

中国からの医師による見学(中日友好医院)

9月13日(水)に順天堂大学の表敬訪問をされている中日友好医院の院長ら医師6名が大学、病院の見学の一環として、シミュレーションセンターを見学されました。

シミュレーションセンターが学生、医師のトレーニング施設として常時利用可能なことや、授業にて学生の教育に活用されていることを説明したほか、実際に行われていた眼科の学生臨床実習をご覧いただいたり、VRシミュレーターをはじめとする数種類のシミュレーションを体験していただきました。

シミュレーター一つ一つの説明に対し、ご見学の先生方からは積極的にご質問をいただき、また大変ご興味をもってシミュレーションを体験いただきました。

 

 

 

短期留学生 基礎研究報告会(International Summer Research Program)

8月2日(火)に国際共同研究機構主催「International Summer Research Program The Reporting Session」が7号館13階の有山登記念講堂で開催されました。このセミナーは順天堂大学で夏季休業を利用し基礎研究を行うために来日した短期留学生の研究報告会で、3名の留学生が2か月間の研究の成果を発表をしました。

登壇者をご紹介いたします。

 

Andy Tang さん (Johns Hopkins University)

大学での専攻:医用生体工学の科学分野(理学士)

Christine Kim さん (Johns Hopkins University)

大学での専攻:公衆衛生学、生物学(博士課程)

Jazzmin H-C さん (Columbia University)

医学部生

 

2か月間で行ったとは思えない素晴らしい内容でしたが、同様にプレゼンテーションの技法や説得力のある話し方、姿に大変感銘を受けました。

当学の学生は夏季休業中で少数の学生しかセッションに参加できませんでしたが、今後このような機会があればぜひ大勢が参加すると多くの学びと刺激が得られると思います。

 

第11回医療体験セミナーを開催いたします

ご好評につき、順天堂大学シミュレーションセンター主催 第11回医療体験セミナーを下記の通り開催いたします。

将来、医師や看護師を目指されている方、医療に関心のある方、また順天堂大学医学部にご興味のある方、楽しいシミュレーション体験をご用意してお待ちしておりますので、ぜひご参加ください。

コロナ禍での開催が難しく、楽しみにお待ちいただいた皆様には大変申し訳ございませんでした。今回は高校生を対象に少人数での開催といたします。

下記要項をよくお読みいただき、ぜひご参加ください。

 

日  時:2023年8月5日(土) 13時30分開始 17時15分終了(予定)

場  所:順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)

申込定員:24名(先着順)

参加対象:高校生

内  容:腹腔鏡下での鉗子操作、電気メス体験、VRシミュレーターによる手術・検査体験、救急蘇生、分娩体験 等

申込受付開始:7月18日(火) 12時開始

申込受付終了:7月21日(金) 16時終了 

注意事項

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況により、延期や中止の可能性がございますのでご了承ください。

※受付開始より前のお申込みはお受けできませんので、ご了承ください。

定員が埋まり次第申込み受付を終了とさせていただきます。

※当日の体調不良等、やむを得ない理由でのご欠席以外は、必ずご参加いただける方のみお申込みください。

※当日はホームページ掲載用の写真撮影をいたします。掲載をご希望されない方は、申込みフォームのご要望欄にご記入ください。

※定員に満たなかった場合は、やむを得ず中止となることがございますのでご了承ください。

 

COVID-19に関する注意事項

※当日はマスクを用意してご来場ください。

※当日朝の検温の結果、37.5度以上の場合はご参加いただけません。

 

申込方法下記申込フォームへアクセスいただき、必要事項を送信してください。

※お一人様一口でのお申込みをお願いいたします。

※送信後すぐには受付完了の返信はございませんのでご了承ください。参加の可否は7月24日(月)以降に事務局より登録いただいたメールアドレスへお送りいたします。7月24日以降5日以内に返信がない場合、入力間違いが考えられるため、お手数ですが事務局までご連絡ください。

 

医療体験セミナー申込フォーム (7/18 12時ちょうどより受付開始) 

定員を超過しましたため、申込受付を終了させていただきます。多数のご応募をいただきありがとうございます。

⇒⇒こちらからフライヤーがご覧になれます 【ポスター】第11回医療体験セミナー

 

 

ご不明な点がございましたら、医療体験セミナー事務局 03-5802-1742 までお問い合わせください。

皆様のお申込みをお待ちしております。

 

お問い合わせ先

順天堂大学メディカルテクノロジー&シミュレーションセンター内

医療体験セミナー事務局 03-5802-1742(直通)

アクセスMAP

第10回医療体験セミナーを開催いたしました

6月17日(土)に第10回順天堂大学医療体験セミナーを開催いたしました。コロナ禍後、約2年半ぶりの開催となった今回は、高校生20名を対象に10種類の医療体験を行いました。5グループに分かれ、当学学生の引率の下、各ブースを体験してもらいます。参加者の高校生には順天堂医院の白衣を着て体験いただきました。セミナー中は順天堂医院の医師です!

 

開会式

福永哲センター長から開会の言葉と北出真理副センター長からご挨拶をいただきました。

 

 

■SASUKE(腹腔鏡鉗子トレーニング)

4種類のトレーニングゲームをタイムトライアルで行い、制限時間内でのスコアを競います。ゲーム感覚で行えるトレーニングですが鏡視下での鉗子操作に難渋することも。できたときの達成感がトレーニングの楽しさに繋がるので、臨床医も日常的に行っています。

 

 

■救急蘇生/気管挿管

心停止した時の蘇生処置として、胸骨圧迫と電気的除細動(電気ショック)を行いました。胸骨圧迫は1分間に100~120回の速さで、胸を5~6㎝の深さまで押すことが求められますが、思った以上に力を掛けないと5㎝の深さまで到達しないことや、30回圧迫し続けることが体力的に大変だということを実感しているようでした。圧迫の正確性を判定してくれるシミュレーターがあり、高スコアを目指して頑張っていました。

 

■点滴

今回唯一針を使った体験でしたが、高校生にとっても目にすることがあるため、臨場感があったようです。針を刺すという体験できて実際の医療現場にいるようだったとの感想も伺えました。

 

 

■電気メス体験

今回もコヴィディエンジャパン㈱の賛助の下、電気メスを使用し、コンニャクでできた模擬臓器(KOOBUKI Medical㈱)から模擬腫瘍を摘出する手術手技を体験してもらいました。術者(電気メスを握っている人)が摘出しやすいようにが助手が組織をつかんで引っ張るのですが、そこが実際にチームで手術しているようだったそうで大変好評でした。

 

■産科分娩シミュレーション

胎児を取り出すだけでなく、胎児がどのように旋回して子宮から出てくるかについても、自分の握りこぶしを赤ちゃんの頭に見立て、お母さんのお腹の中で旋回させてシミュレーションします。その後、自然分娩、鉗子を使った分娩の2種類を全員が体験しました。

 

■VRシミュレーション(ロボット支援手術ダヴィンチ、血管内治療、内視鏡検査、腹腔鏡手術)

当センターは数種類のVRシミュレーターを所有していますが、今回は4種類を体験してもらいました。どのシミュレーションもリアルな手術や検査ができ、例えば今回体験いただいた腹腔鏡シミュレーションでは胆嚢摘出術を行いましたが、切断部位を誤ると、総胆管から胆汁が漏れたり、胆嚢動脈で大量出血が起きたりします。このブースでは、手術や検査が楽しいと感じてもらえればうれしいです。

 

 

 

チューターの大学生と合間に大学生活や受験勉強の方法などの話をして歓談する場面も。

 

閉会式

表彰式は、SASUKE(4種類の手技の総得点)の上位スコア3名と心肺蘇生(今回は胸骨圧迫の深さや解除、速度の評価)の高スコア者3名に賞品が贈られました。SASUKEの中で「貯金箱にお金を入れる」手技があり、貯金箱に入れた金額が多かった人には特別賞も贈られました。腹腔鏡の鉗子で3分間に2万円分のお札や硬貨を入れたとか。鉗子操作が素晴らしいですね。

SASUKE、心肺蘇生の上位者の発表と表彰

 

参加者一人一人へ、センター長の福永教授より受講認定証が手渡され、お一人ずつ参加した感想を伺いました。

 

各グループのチューター(順天堂学生)からも感想や参加者への励ましの言葉をもらいました。

 

 

 

ご参加いただきありがとうございました!今回の医療体験で医療に少しでも関心をもっていただけましたら幸いです。

 

ご協力ありがとうございました

福永哲先生、折田創先生、渡辺武大先生(上部消化管外科)、北出真理先生(産婦人科)、伊藤智彰先生、村井勇太先生(順天堂静岡病院外科)、丸山洋二郎先生(順天堂練馬病院産婦人科)

山本育子さん、青木朋子さん(看護部看護教育課)、福留由布さん(看護部小児病棟)、高橋友子さん(シミュレーションセンター蘇生)

賛助:コヴィディエンジャパン株式会社、株式会社MedVision

順天堂医学部:j-Meg(旧学生医学研究会) 陳穎妍さん、播磨拓紀さん、岡田奈津美さん、永堀健太さん、福田幸純さん、石井菜々子さん

 

 

第10回医療体験セミナーを開催いたします

順天堂大学シミュレーションセンター主催 第10回医療体験セミナーを下記の通り開催いたします。

将来、医師や看護師を目指されている方、医療に関心のある方、また順天堂大学医学部にご興味のある方、楽しいシミュレーション体験をご用意してお待ちしておりますので、ぜひご参加ください。

コロナ禍での開催が難しく、楽しみにお待ちいただいた皆様には大変申し訳ございませんでした。今回は高校生を対象に少人数での開催といたします。

下記要項をよくお読みいただき、ぜひご参加ください。

 

日  時:2023年6月17日(土) 14時開始 16時30分終了(予定)

場  所:順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)

申込定員:20名(先着順)

参加対象:高校生

内  容:腹腔鏡下での鉗子操作、電気メス体験、VRシミュレーターによる手術・検査体験、救急蘇生、分娩体験 等

申込受付開始:5月22日(月) 10時開始

申込受付終了:5月31日(水)  16時終了  定員になりましたので申込受付を終了させていただきます

注意事項

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況により、延期や中止の可能性がございますのでご了承ください。

※受付開始より前のお申込みはお受けできませんので、ご了承ください。

定員が埋まり次第申込み受付を終了とさせていただきます。

※当日の体調不良等、やむを得ない理由でのご欠席以外は、必ずご参加いただける方のみお申込みください。

※当日はホームページ掲載用の写真撮影をいたします。掲載をご希望されない方は、申込みフォームのご要望欄にご記入ください。

※定員に満たなかった場合は、やむを得ず中止となることがございますのでご了承ください。

 

COVID-19に関する注意事項

※当日はマスクを用意してご来場ください。

※当日朝の検温の結果、37.5度以上の場合はご参加いただけません。

 

申込方法下記申込フォームへアクセスいただき、必要事項を送信してください。

※お一人様一口でのお申込みをお願いいたします。

※送信後すぐには受付完了の返信はございませんのでご了承ください。参加の可否は5月22日(月)以降に事務局より登録いただいたメールアドレスへお送りいたします。5日以内に返信がない場合、入力間違いが考えられるため、お手数ですが事務局までご連絡ください。

 

医療体験セミナー申込フォーム (5/22 10時ちょうどより受付開始) 定員になりましたので申込受付を終了いたします

⇒⇒ こちらからフライヤーがご覧になれます

 

 

ご不明な点がございましたら、医療体験セミナー事務局 03-5802-1742 までお問い合わせください。

皆様のお申込みをお待ちしております。

 

お問い合わせ先

順天堂大学メディカルテクノロジー&シミュレーションセンター内

医療体験セミナー事務局 03-5802-1742(直通)

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VTT体験会のお知らせ

順天堂大学シミュレーションセンター主催、「VTT体験会」を下記の通り開催いたします。(コヴィディエンジャパン株式会社、KOTOBUKI Medical株式会社協賛)

VTTとはコンニャクを主成分としたトレーニング用模擬臓器です。今回はこちらの臓器モデルを数種類用意しており、実際にエネルギーデバイスにて切開、剥離、核出がご体験いただけます。
他にも縫合・結紮やESD手技の体験もご用意してお待ちしておりますので、ぜひ皆様お誘いあわせの上、ご参加、ご体験ください。

      

日  時2023年5月25日(木) 18時開始 

場  所順天堂大学シミュレーションセンター(順天堂大学センチュリータワー南11階)

申込み方法:下記必要事項を記載の上、メール、または申込フォームよりお申し込みください。

メール申込

【必要事項】氏名、年齢、ご所属、連絡先電話番号(院内携帯可)

【送付先ADD】jmtsc@juntendo.ac.jp

申込フォームからはこちら

VTT体験会お申込みフォーム (google.com)

 

申込み締切り:5月25日(木) ※当日参加も可能です。

 

詳細はこちらから

杉本真樹先生によるMetaverse・XRセミナーのお知らせ

シミュレーションセンター主催のスペシャルセミナーのお知らせです。

帝京大学冲永総合研究所Innovation Lab教授の杉本真樹先生によるセミナー「Metaverse・XR(VR/AR/MR)による手術支援・ロボット手術・遠隔診療」を下記の通り開催いたします。

この分野の研究にいち早く取り組んでいらっしゃった第一人者でいらっしゃる杉本先生より、メタバースやXRについて臨床、教育の両面から最新の情報をご講演いただきます。

本学・本医院の教職員、学生のどなたでもご参加いただけます。杉本先生のお話を拝聴できる貴重な機会ですので、皆様お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

 

Metaverse・XR(VR/AR/MR)による手術支援・ロボット手術・遠隔診療

日時  2023年4月18日(火) 18時開始

会場  順天堂大学7号館13階カンファレンスルーム(有山登記念講堂)

講師  杉本真樹 先生(帝京大学冲永総合研究所Innovation Lab 教授)

司会  福永 哲 先生(シミュレーションセンターセンター長/食道・胃外科教授)

Discussant 北出真理先生(シミュレーションセンターセンター副センター長/産婦人科教授)

お申込み 不要(当日参加も可能です。)

 

フライヤーはこちらから

NHK BS「8K医療改革最前線2023」の放送日のお知らせ

先月、当センターも撮影会場の一つとして行われましたNHK BSの特別番組「8K医療改革最前線2023」の放送日が決まりました。

順天堂大学の佐藤信紘特任教授(ジェロントロジー研究センター)、天野篤特任教授(心臓血管外科)、内藤俊夫主任教授(総合診療科)、田端実主任教授(心臓血管外科)、による臨床と教育への活用の様子がご覧になれます。

8Kの映像技術が現在の医療にどのような革命を起こしているのか、大変興味深い内容と思いますのでぜひご覧ください。

 

【BS8K】
「8K医療改革最前線2023」(49分)
♢3/27(月)午後2:00~
♢4/2(日)午後5:00~

 

【BS1】
「8K医療改革最前線2023」(49分)
♢4/2(日)午後10:00~

 

 

当センターで撮影された時の様子はこちらから

8Kの映像を活用した学生への講義 (NHKの番組収録)

「FUSEから学ぶ電気メスの基礎と安全使用のためのハンズオンセミナー」が開催されました

2月27日(月)、当センターにて「FUSEから学ぶ電気メスの基礎と安全使用のためのハンズオンセミナー」が開催されました。

 

手術室で毎日のように使用する電気メス等のエネルギーデバイス。

それらの仕組み・原理を理解して安全に使用するという目的の下、今回のセミナーが行われました。

 

はじめに当センターのセンター長でもある、上部消化管外科の福永哲教授より開会のご挨拶をいただきました。

 

右から福永哲先生、折田創先生(上部消化管外科)、村上圭祐先生(産婦人科)

 

講師はFUSE(Fundamental Use of Surgical Energy)の有資格者である、産婦人科准教授の村上圭祐先生です。

村上先生には、学生実習にて当センターを頻繁にご利用いただいており、教育にも非常に熱心な先生です。

 

 

プログラム内容は、前半:エネルギーデバイスの基本原理についてのご説明、後半:有害事象の発生メカニズムと予防という2部構成で行われました。

今回のセミナーは参加者体験型のハンズオンセミナーであり、村上先生よりご説明いただいた内容を実際に自ら体験することにより、より理解を深めていただけるものとなっております。

 

 

講義の様子                    福永先生も興味深く見守ります

 

 

体験の様子 熱心な先生方から質問も見受けられました

 

 

村上先生自らご実演していただきました

 

 

最後には質疑応答の時間も設けられ、ご参加の先生方からも沢山の質問をいただきました

 

ご参加された先生からは、言葉だけの説明ではなく実際に体験できてよかった、

また、こういうことが危ないんだという新たな気づきにもなったとの声があがっていました。

 

大変お忙しい中、多数の先生方にお集まりいただき、誠にありがとうございました。

当センターでは、少しでも先生方のお役にたてるセミナー等にご協力できればと考えております。

 

セミナー後参加者全員で

 

協賛:コヴィディエンジャパン株式会社

 

 

 

8Kの映像を活用した学生への講義 (NHKの番組収録)

NHKの番組制作のため、1月と2月の5日間にわたり順天堂大学、順天堂医院と練馬病院にて撮影が行われ、シミュレーションセンターもその会場として使用されました。

この企画は、順天堂大学ジェロントロジー研究センター長の佐藤信紘特任教授が主宰する、遠隔共存医療コンソーシアムが主体となり、医療現場で8Kカメラ、8K内視鏡の技術を用いた「遠隔遅延なし超高精細画像伝送システム開発」をテーマに、NHKと本学が連携することで、放送技術の成果が医療に貢献し医学教育の新しいステージを開拓することを願い、実現されたとのことです。

 

1月17日に行われた当センターでの講義は、心臓血管外科の田端実教授による「内視鏡下僧帽弁手術」の8Kの手術動画を視聴しながら、田端先生ご自身の解説にてM3-M6の学生を対象に行われました。

事前に練馬病院で8K内視鏡カメラ(オリンパス製)にて僧帽弁の手術が撮影され、講義では8Kの大型モニター(SHARP製)で視聴しました。

 

8Kの手術映像では、血管や組織、また針や糸などの微細なものの、色彩・形状・明るさなどが大変鮮明に映し出されていました。デジタルズームで拡大されても画質が落ちないとのこと。また、8Kでは組織の繊維の色までが鮮明にわかり、例えば乳頭筋が黄色や白やピンクにはっきりと区別して映し出されるため、手術中に判別しやすいなどのよさがあるそうです。これはハイビジョンではできなかった技術のため、確実に手術がしやすくなっていき、手術の質もますます向上していくとのこと。また、術野に入れていない人は何をやっているか見えないし、術者も8Kの映像ほど鮮明に見えていないそうで、8Kの技術はこれからとても必要になってくる、と田端先生はおっしゃっていました。授業では、学生から心臓手術の専門的な内容や8K技術が今後、医療へどのような活用を期待するかなどの質問が活発に行われました。

明快で且つ細やかに解説される田端先生の講義の様子。80インチの大画面で映し出された手術の映像。

 

講義の最後には次々と質問が寄せられました。
田端先生は「いい質問だね!」と一人一人の質問を受け止めながら丁寧に回答されていました。

 

手元のタブレットでは、見たい部分を拡大して見ることができます。

 

2月7日には、「8Kカメラで生命の躍動を見る」をテーマに佐藤信紘特任教授の講義が行われ、細胞や分子、ゲノムの機能や構造を8Kで見る(視る)ことがいかに今後の研究に進化をもたらすかなどを熱くお話されました。学生からは「あまり鮮明でない2Dで解剖や基礎医学の勉強をしてきたときはぼんやりとしていた知識が、8Kの鮮明で細微な映像で見るととても理解しやすかった。」など、今後の医学教育に向けた明るい感想がたくさん出ていました。

8Kの大画面モニターを使用すると、このように鮮明かつ細微に映し出されます。

 

学生の質問に対して嬉しそうにお答えになられる佐藤先生

 

最後に「今後、超高精細画像の技術が益々進化するときに、研究や開発して牽引していくのは皆さんのような若い先生です」と託すようにおっしゃられ、締めくくられました。

 

 

この他、1月7日には本院総合診療科の内藤俊夫教授が、練馬病院の患者さんを遠隔診療する様子を、1月16日には練馬病院で行う心臓血管外科天野篤教授の冠動脈バイパス手術をリアルタイムで本郷キャンパスの授業にて配信し、同時に解説も行う様子が撮影されました。遠隔診療(オンライン診療)は8K硬性内視鏡で耳や鼻、喉の診察を、バイパス手術では8K内視鏡で術野を映しています。

今回撮影された8K技術の医学教育への効果について、どのような番組になるのか、当センターもとても楽しみにしております。

 

最終日に行われたインタビューの様子

ESDトレーニングをシミュレーションセンターで行っています

先月より、上部消化管におけるESDトレーニングをシミュレーションセンターにて行っています。

消化器内科学講座より、ぜひ若手医師、そしてサポートをするコメディカルの技師さんたちの手技の向上や介助の理解のために導入希望があり、配備されました。もちろん内視鏡室でシミュレーションを行っても良いのですが、多職種・複数科でESDトレーニングが自由に行えるよう、消化器内科と当センター、また業者様の力もお借りしながら、内視鏡室からシミュレーション用にトランスを運び、高周波装置を用意して、内視鏡室さながらのトレーニングが可能な環境を当センターに整えた、という経緯です。

使用するのは、ESDトレーナーのG-Masterです。この機器は模擬粘膜をシミュレーターに装着し、内視鏡のエネルギーデバイスで一連の手術トレーニングができるというものです。

粘膜を装着する角度や食道の長さ・角度を調整することによって、11種類の胃の部位を想定してトレーニングすることができます。また、専用の局注液を注入させたり、高周波ナイフで切開や剥離もでき、臨床に近いトレーニングが可能です。

これまでに消化器内科の医師と臨床工学室のスタッフが一緒にトレーニングされていましたが、先週は臨床工学技士さんのみで利用されました。介助の際に少しでも先生たちが大変だと思う部分をわかっておきたい、どのようにデバイスを挿入したら先生方がやりやすいのかをわかっておきたい、など介助の技術力を上げるためのトレーニングでした。

トレーニングに参加した技師の皆さんは「実際に操作するととても難しく、医師の先生方のすごさがわかる」、「実際には(手術が)できないが、こうしてやってみると手術手技はすごく楽しい」と長時間集中してトレーニングされ、助言し合ったり、よりよい手技の方法を検討し合ったりしながら、励んでいました。

 

臨床工学技士の皆さんのトレーニングの様子

 

センター内が明るいため、G-Masterにシーツをかけて暗室を作り出しています。

庄司絵里先生の訪問とハーバード留学への道

順天堂大学の卒業生であり、現在ハーバードマサチューセッツ総合病院(MGH)にご勤務されている精神科の庄司絵里先生が1月17日に順天堂大学を訪問され、シミュレーションセンターへいらっしゃいました。

当センターでは、国際共同研究機構の折田創先生(食道・胃外科)や杉山幸弘課長補佐と1年ぶりに面談をされました。

昨年、テキサス工科大学医療科学系センターからMGHへ移られたばかりとのことで、ハーバードの臨床現場やボストンでの生活のお話を伺ったり、当大学が現在行っている海外との共同研究や医師の海外留学、学生の海外ポリクリの話などをされました。

お話の中で庄司先生から、「ぜひ海外で活躍する医師を育成するお手伝いをしたい」とのご厚意をいただき、今春から始まるジョンズ・ホプキンス大学への短期留学と同様の内容で、今後当大学よりMGHへも留学生の受け入れを行っていただくことになりました。留学先を広げることに大学が尽力している中、ハーバードと提携できることは大変素晴らしいことです。

庄司先生はアメリカへ戻られた後も、当大学の国際共同研究センターのお手伝いをされるとのことで、当大学とハーバードとの研究の懸け橋としてもご活躍いただきます。

順天堂からまた一つ留学への道が広がり、学生が研鑽を重ねるチャンスができました。学生の留学に向けて、当センターもできる限りのお手伝いをしたいと思います。

 

左から、折田創先生、庄司絵里先生、杉山幸弘課長補佐

2022年度第2回縫合結紮講習会が開催されました

2023年1月14日(土)に2022年度2回目の開催となる縫合結紮講習会が開催されました。この講習会は日本内視鏡外科学会後援で、学会技術認定の申請条件が加算されます。指導者は、コーディネーターが福永哲先生(食道・胃外科教授/シミュレーションセンターセンター長)、講師に北出真理先生(産婦人科教授/シミュレーションセンター副センター長)のほか、今回のゲスト講師として東邦大学医療センター佐倉病院より大城崇司先生をお招きし、大変豪華な顔ぶれとなりました。そのため、北は北海道、南は岐阜や愛知など遠方より若手医師を中心とした受講者が参加し、3時間半に及ぶトレーニングに励んでいました。

 

大城先生からは、針の持ち方やそのトレーニング方法の基本から、スリップノットやサージョンズノット等修正方法、さらにスリーブ手術がご専門でいらっしゃるため消化管吻合のトレーニング方法についても実演を含むご講義をいただき、実技指導いただきました。

北出先生からは、縫合結紮の応用として、連続縫合やインターロック縫合、ベースボール縫合を手術中の手技動画にてご紹介いただき、そのトレーニング方法もご指導いただきました。とにかく運針スピードが速く、受講された先生方はその実演を見るだけで「このスピードと正確性で手術に臨まなければ」というモチベーションになられたことと思います。

 

福永先生から開会のご挨拶と先生方のご紹介がありました。

 

はじめのタイム計測の様子。

 

大城先生と北出先生の講義の様子

 

トレーニングの様子。講師の先生方が手本を見せながら、細やかで熱意あるご指導をされていました。

 

講習最後のタイム計測。最初の計測タイムと比較して速くスムーズにできるようになった方が多かったようです。

 

2023年度は6月3日と12月16日に開催予定とのことです。日程が近くなりましたら協賛のジョンソン・エンド・ジョンソン㈱エチコン事業部様より周知されますので、ご希望の方はそちらへお問合せ下さい。

 

協賛:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、株式会社MedVision

 

海外短期留学への支援(ジョンズ・ホプキンス大学への留学)

2023年の春・夏に当大学より米国ジョンズ・ホプキンス大学に医学部学生の短期留学を予定しています。6年生の体験型研修と3年生の語学研修です。

留学に向けて大学としてもできる限りの支援をしており、費用の援助、USMLE取得の講義のほか、医療英語を含む語学指導や臨床基本手技の実技指導も短期留学生に対して行います。また、Malcolm Brock教授をはじめとするホプキンス大学のドクター、研究留学中で現地で生活している当医院の若手医師、現地の日本人旅行代理店の方など、たくさんの方の協力を得て留学生を送り出しています。

1月6日には、現地ボルチモアで留学生の住居の手配など、日本人留学生のお世話をされている高瀬節子さんが来日され、当大学を訪問されました。高瀬さんは来春・来夏の留学生の宿泊先について親身に相談のってくださり、様々なご提案をくださいました。

 

医療英語を用いた基本手技の実技指導は、ジョンズ・ホプキンス大学の講義とマッチアップして来月から当センターで開始されます。スタートしましたら、その様子も紹介いたします。

 

高瀬節子さん(右から2人目)から左に、留学予定のM5阿保さん、安川先生(病理・腫瘍学講座)、折田先生(食道・胃外科)、折田さん(国際共同研究機構)

医療英語を使用したFirst Aid実習(国際教養学部)

12月23日(金)に国際教養学部大野直子先生の授業「医療の英語(応用)」の一環で、英語を使用したFirst Aidの実習がシミュレーションセンターにて行われました。

大野先生は、グローバルヘルス領域や異文化コミュニケーション領域の中でもヘルスコミュニケーション学や医療通訳をご専門とされており、大学院も含め、その分野の授業をたくさん実践されていらっしゃいます。

今回の授業では学部学生を対象に、医療通訳者として救命のときに必要な医療英単語やイディオム、会話等の言語学習を行うと同時に、実習を通して救命の最新の知識や技術も学ぶことを目的として行われました。

実習は医療英単語の確認からスタート。次に救急救命の手順(primary surveyやCPR)が英語で解説されているVTRを見ながら、瞬時に日本語に通訳していきます。グループ内で通訳者と救助者に役割を分け、救助者は通訳された内容を聞き、実際にCPRやAED操作を行って救命するという流れです。

今回、当センターにて蘇生講習のインストラクターをされている高橋友子さんが学生さんの救命手技をサポートするために入り、最新の蘇生ガイドラインや手技の解説を行っていただきました。

英日の通訳を行いながら、一連の救命の手技を同時に行うことは、学生さんにとって大変難しいことだと思いますが、学生さんは大野先生のご講義や高橋さんのレクチャーを真剣に受けながら、一生懸命に取り組んでいたのが印象的でした。ぜひ、学生さんには、将来医療通訳という大切な役目を担っていただき、外国人が安心して日本の医療が受けられる日が来るよう、ご活躍いただきたいと見ていて感じました。

 

医療英単語の確認から開始。専門用語を声に出して確認していました。

 

英語で流れるVTRを日本語に通訳して救助者に伝えます。

 

CPRの手技の解説を受けている様子。実際に通訳の担当者から伝えられたとおりに胸骨圧迫を行います。

 

AEDを実際に操作する様子。日本製のAEDのため、指示の音声は日本語でしたが初めて使用する学生さんもいたため、緊張感をもって取り組んでいました。

 

 

当センターでは、医学部以外の学部にも活用いただいています。順天堂すべての学びや医療技術向上の場として活用いただければ幸いです。