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整形外科 新入局医師の研修が行われました

4月9日14時から、平成31年度整形外科新入局員の集中研修の一環として、整形外傷手術用VRシミュレーターTraumaVision、ArthroVision(Swemac社)を使用した研修が行われ、整形外科渡泰士先生、陣内祐太先生のご指導の下、9名の医師がトレーニングを行いました。

医療現場ではOJTによる訓練を重ねていきますが、シミュレーターを使用することにより、リスクを回避するためのトレーニング、また整形外傷手術では欠かせないX線透視の訓練も可能となります。

TraumaVisionでは、大腿骨頚部骨折の骨接合手術モジュールをシミュレーション。透視画像モニターと術野モニターの2画像から、ガイドワイヤーの挿入位置や方向、挿入の長さを3Dでイメージしピンを打つトレーニングを行います。実際に手術器具が骨にあたる感覚や、ピンの入っていく感覚がとてもリアルであるとのことで、トレーニングとして大変有用性を感じていらっしゃいました。

 

ArthroVisionでは、3Dの感覚を養うための鉗子操作をゲーム化したモジュールでトレーニング。一人でカメラワークと鉗子操作の両方を行い、対象物にピンを打つという操作ですが、3D空間を把握するまでは非常に難しく、だからこそ重要なトレーニングと言えます。楽しんでトレーニングできるため、先生方は大変盛り上がっていました。

(機器提供・操作オペレーション:Swemac社)