第5回医療体験セミナーを開催いたしました!
5月11日(土)にシミュレーションセンター主催「医療体験セミナー」を開催いたしました。(主催:福永哲シミュレーションセンター副センター長)
第5回目となる今回のセミナーは、参加対象の高校生に向け、新たに「映像による外科手術の解説」といったハイレベルな内容をご用意いたしました!手術映像は実際に当医院の消化器・低侵襲外科にて行った胃がん手術の様子です。貴重な手術映像と山内卓先生(消化器・低侵襲外科)による解説を受講者の高校生をはじめ、スタッフ含めた参加者全員が興味深く受講しました。受講者の方のすてきなお土産になっていただけたと思います。
今回のセミナーは次の5ブースで行いました。
1.SASUKEブース
北出真理先生(産婦人科教授)ご指導の下、今回も楽しく腹腔鏡下の鉗子トレーニングができる5種類のSASUKEを行いました。さすが高校生で、やればやるほどに鉗子の使い方が上達していっているようでした。
2.VRシミュレーターブース
アンギオシミュレーター、ラパロシミュレーターにより、実際の手術で感じられる臓器の感触や出血の様子などを体感してもらいました。
3.手術室ブース
縫合と電気メスの体験をご用意。縫合体験では、折田先生をはじめ、先生方が一人一人に寄り添ってくださり、持針器や鑷子の持ち方から糸結びにわたって、大変丁寧なご指導をいただきました。また、大人気の電気メス体験では、手袋の付け方から電気メスの仕組みまでの詳細なところまで、楽しくレクチャーくださいました。
4.検査室ブース
内視鏡検査(胃カメラ)と点滴静注体験です。指導者である手術室勤務の看護師からの現場の貴重な体験談もあり、大変盛り上がっていました。
5.蘇生ブース
救命体験では、容体が急変して心停止になった患者さんを蘇生させる、というシナリオを参加者が一生懸命取り組んでいました。挿管体験では、肺への換気が大変難しく、一回でできると歓声が上がっていました。
休憩時間はボランティアの医学生に質問をしたり高校の話をしたり、話に花が咲いていました。この時間も好評をいただいています。
【閉会式】
北出真理先生により、SASUKEの成績優秀者の発表と表彰がありました。なんと、今回は過去最高の成績優秀者が生まれたとのことです。
認定証の授与と一人ずつ感想を発表してもらいました。今回は九州や東海地方からご参加の方もいらっしゃることがわかり、嬉しい悲鳴が上がりました。
北出先生からのご講評をいただき、第5回医療体験セミナーを終えました。
今回の医療体験セミナーもたくさんのお申し込みををいただきましてありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。医療の道へ更なる関心をもっていただけましたら大変嬉しく思います。またどうぞご参加ください。
次回は、小中学生もご参加いただける医療体験キッズセミナーを7月27日(土)に開催予定です。お申し込み等、詳しくはホームページ内でお知らせいたしますので、ぜひチェックをお願いいたします。
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【コーディネーター】福永哲 シミュレーションセンター副センター長(消化器・低侵襲外科教授)
【ご協力】
北出真理先生(産婦人科教授)、折田創先生、夕部由規謙先生、山内卓先生(消化器・低侵襲外科)、栗間一平さん(看護部B棟手術室)
株式会社コヴィディエンジャパン、株式会社MedVision
j-Meg(学生医療研究会)高梨航輔さん、須賀望さん、宮崎アリシアさん、三澤佑太郎さん