戻る

AnatomageTABLE使用体験会を行いました

9月23日(水)、24日(木)、25日(金)にVR解剖台「AnatomageTABLE」の体験会を行いました。(株式会社京都科学賛助)

先立ってAnatomageTABLEを試用された当センターの福永哲センター長より、「教育だけでなく臨床でも活用の機会が十分にあるコンテンツ」とのご意見をいただき、今回は学内・院内の医師や教員が実際に使用し、その有用性についての感想を集めることを目的としています。株式会社京都科学様より3日間機器をお借りし、株式会社ケイズジャパン様より操作についてのご説明をいただきました。

3日間で計12回の説明会を行い、参加者は医師や看護師の他、基礎系の教員や研究員、技術者、臨床系のPT、ST、医療看護学部や保健看護学部の教員、また浦安、三島、練馬キャンパスからの参加もいただき、多種職間、複数の学部にわたりました。

本来、なかなか見えにくい部分を好きな角度で見ることができること、心臓や肺、腹部など局所の細部まで再現され見ることができること、などに関心が集まり、「どの程度見えるか」が評価の観点になっていたように見受けられました。基礎系の参加者からは「解剖実習の事前・事後の開設や実習中のデモ(実習の副教材)での活用」、臨床系の参加者からは「手術前のリハーサルやカンファレンスでの活用」には高い有用性が期待できるとの感想を多くいただきました。

導入の可否については今後検討されます。多くの講座、部署より「導入後はぜひ使用したい」との要望があったため、今回の体験会の結果も一助とし、前向きな検討をしていくことになります。

 

 

 

見たい箇所で切断でき、見たい角度に回転して2画面で観察が可能です。DICOMデータも読み込んで表示することが可能です。

 

 

血流をアニメーションで確認したり、知りたい脈管名や部位名称を表示させることも可能です。

 

 

男性・女性の全身標本を各2体ずつ、計4体分を搭載しています。ディスプレイは起こして使用することもできます。