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臨床研修医の血管内治療トレーニング(アンギオグラフィシミュレーション)

当センターは臨床研修医の先生方にも臨床トレーニングに活用いただいており、先月より初期研修医の松井友紀先生がVRアンギオグラフィシミュレーターで血管内治療トレーニングをされています。来年度から心臓血管外科に入局されるため、カテーテルやワイヤー操作等のスキルを身に付けておきたいとのお考えで活用いただいています。

基本的なデバイス操作のご指導をいただくため、10月30日(金)17時より心臓血管外科森田照正先生によるパーソナルレクチャーが行われました。

使用したのは、アンギオシミュレーターの「胸部大動脈修復術(ステントグラフト留置)」、「腸骨動脈ステント留置術」の2種のモジュールです。

森田先生は実際に松井先生の手術シミュレーションを見ながら、デバイスの扱い方はもちろんのこと、手術の手順、術中の留意点、カテーテルやガイドワイヤーの挿入・留置の位置や抜き差しのタイミングをご指導。また、透視時間の短縮や造影剤の量の調整などもシミュレーションできるため、要所でそのアドバイスもされていました。

2時間にわたり行われたレクチャーは、臨床の緊張感をもった松井先生の真剣なトレーニングと森田先生の熱いご指導を拝見できた貴重な時間でした。

このようにVRシミュレーターでは、臨床ではなかなか時間をかけて行えない手術指導に活用いただくことが可能です。アンギオシミュレーターには、他にも循環器内科、脳神経外科、産婦人科の血管内治療モジュールが搭載されております。(詳細は、当センターまでお問い合わせください。)

臨床研修医の先生や新入局の先生方のトレーニングにぜひご利用いただければ幸いです。