【G1-消化器・外科一般授業レポート②】体腔内縫合実習(消化器・低侵襲外科)
■体腔内縫合実習(消化器・低侵襲外科授業) 会場:北11階実習フロア
12月14日(月)1~4限にG1消化器・外科一般の授業で、消化器・低侵襲外科による腹腔鏡下での縫合結紮実習が行われました。4年次からの臨床実習でスムーズ外科手技に取り組めるよう、3年次のうちから体腔内縫合の知識の習得と体験をしておくことを目的としています。
はじめに消化器・低侵襲外科教授の福永哲先生より、実際に外科の手術で行われている腹腔鏡や胸腔鏡での縫合結紮の練習を体験してもらうこと、今日は腹腔鏡で数種類の結紮をするが、けがをして縫うときと原理は同じなため、理解してほかの外科の縫合結紮に活かしてもらいたい、との話がありました。
その後、縫合結紮の手技解説ビデオで、針の持ち方や持つ位置、切開部に針を入れる角度等の基本事項から、男結び、女結び、外科結び等の結紮手技を学習し、いよいよ実習へ。
3人で1台のスーチャリングボックスを使用し、1人10分ずつ手技を行います。消化器・低侵襲外科の医師が巡回し、針の持ち方や左右の持ち替え等から指導にあたられていました。まずは男結び。それができた学生はスリップノットに進みます。「針はもっと湾曲している部分を持って。」「左の針の先端を持っておいて右で糸を動かす!」「ここ(ショートテール)が長いと後がやりやすいから長めに作っておいて。」など、学生一人一人に対し細やかで丁寧な指導がされました。
消化器・低侵襲外科の先生方による指導の様子
苦戦する学生さんに励ましの言葉もかけられていました。
当日はジョンソンエンドジョンソン㈱のご協力をいただきました。
学生同士がアドバイスし合いながら真剣に手技に取り組んでいます。
最後に福永先生より、「腹腔鏡でのスーチャリングセットがシミュレーションセンターに用意されているので、今後やりたい人はいつでも行ってトレーニングしてください。」とのアナウンスがありました。
当センターでは腹腔鏡下縫合結紮のためのドライボックスを常時13台用意しております。針糸も自由にお使いいただけますので、ぜひご活用ください。
協力:ジョンソンエンドジョンソン株式会社