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【臨床研修医オリエンテーション】臨床手技:コアカンファレンスプロジェクト!

4月1日より新たに臨床研修医の先生方43名が順天堂医院で研修されます。研修医オリエンテーションの一環として、4月3日(土)に臨床手技の研修「コアカンファレンスプロジェクト」がシミュレーションセンターにて行われました。

指導されるのは、初期研修医の教育に情熱をもって取り組まれる臨床研修センターの西﨑祐史先生(循環器内科)をはじめとする、院内の医師15名の先生方です。土曜日にもかかわらず有志でお集まりになり、大変熱心に指導に当たられていました。

研修医の先生方は研修開始3日目で、全体の雰囲気や先生同士の関係に緊張が伺えます。その雰囲気を脱し、少しでも早く仲間と研鑽を積んでほしいと願い、グループ単位で研修ブースを回る内容で研修が行われました。その研修の様子をレポートいたします。

各ブースによるトレーニングは次の通りです。

 

 

【点滴】末梢静脈路へのルート挿入、点滴ライン作成

末梢ルートの概要解説の他、駆血帯の巻き方や縛る強さ、血管の怒張の確認、消毒綿の使用法などの細かな手技もご教授されていました。

 

繋ぎ方を理解するため、ヒント無しに自分たちで点滴ラインを作らせます。滴下がわかりやすいよう、
チャンバーに落とす輸液の量や、留置針にラインを繋ぐ方法、ドレッシング材の使い方、等がレクチャーされました。

 

 

【尿道カテーテル留置】バルーンカテーテル挿入、留置

男性、女性の両機器でシミュレーション。それぞれの留意点を各医師よりレクチャーを受けました。

 

 

準備・使用する物品の説明、また、消毒、グローブ交換、等の感染予防の指導もありました。

 

 

【CV穿刺/血液ガス測定】内頚Vライン、鼠経A・Vライン

エコーガイド下での内頚静脈穿刺の様子。穿刺角度とエコースクリーニングのポイントもご指導されていました。

 

ランドマーク法での大腿静脈の穿刺と大腿動脈の血液採取(血ガス測定)の様子。
大腿動脈の拍動や血管の走行について、先生方は何度も触診して確認されていました。

 

 

【腰椎穿刺】触知、髄液採取

側臥位にて。腰椎間と棘突起の解説があり、触診して穿刺位置を確認。

 

触診後、穿刺。針の持ち方、穿刺時の保持の仕方、等の指導がありました。
また、髄液の採取や髄圧の計測の手順や適応と禁忌についても解説されました。

 

 

【気管挿管】

麻酔科医による気道管理の指導。バックバルブマスク換気からスタート。
気管モデルを使用して気管の構造解説とブレードの挿入位置の確認も行われました。

 

「器具の受け渡し時も声帯(喉頭後部)から目を離さないように」「歯に圧をかけすぎない」等のポイントが伝えられました。

 

 

【ACLS】チーム蘇生(VF→2shock→蘇生)

院内での急変に対応するシナリオでチーム蘇生が行われました。ポイントはアルゴリズムに基づいた
処置の判断とCPRの質の高さです。特に胸骨圧迫の深さと速さは指導の医師より厳しく評価がされていました。

 

 

【心電図、心臓超音波検査】

12誘導心電図の基本的なとらえ方、電極の付け方、波形の読み方等の解説後、
実際に電極を付けます。グループ全員で「あ、き、み、ちゃん…」と唱えながら正しく楽しく付けていました。
その後の心エコー。実際に男性医師の胸部をスクリーニングして、心エコーの見方をトレーニングしました。

 

 

研修は4時間にわたって行われ、終了後にも残って手技をトレーニングされている先生方がたくさんいらっしゃいました。

今週から各診療科で研修が開始されますが、このプロジェクトで行われた臨床手技が、先生方には大切な経験となって病棟で生かされることと思います。

心電図、心エコー以外のトレーニング機器は、当センターにていつでもトレーニング可能です。ぜひご活用いただければ幸いです。