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【臨床研修センター/コアカン ビヨンド】CVレクチャーが開催されました

9月24日(金)に臨床研修センターによるコアカンファレンス ビヨンドセミナーの第1回目となる「しくじりCVレクチャー」が当センターにて行われました。

このセミナーは「コアカンファレンスプロジェクト」として、今年4月に行われた「初期研修医オリエンテーション」より更なる手技のスキルアップをはかるため、臨床研修医の教育に熱く取り組まれる先生方により企画され、今回は初期研修医1年目・2年目の10名を対象に行われました。明日から臨床で活かせるような本格的なCV穿刺挿入のご指導がされましたので紹介いたします。

 

 

概要解説と手技解説

セミナーの目的と目標、CVの適応と禁忌、準備物や手技手順などが伝えられました。概要の解説の中では穿刺部位周辺の血管の走行について、動脈穿刺のリスク、また、どんな場合に気胸を起こしてしまうかなどの解説があり、「CVがうまくなるためには、とにかく何度もシミュレーションすること」と繰り返しレクチャーされました。研修医の先生方がとても真剣に傾聴していたのが印象的でした。

 

 

手技指導

ガウンやキャップ、手袋の装着、物品の準備、部位の消毒、麻酔、など実際に臨床で行わなければならない一連の手順がすべてトレーニングできるようになっており、その都度、清潔不潔の無菌操作も留意して行われます。「必要な物品を自分で用意できるようにならないと、手技をスムーズに行えるようにならない」とのこと。何度も手順をシミュレーションすることの重要性をここでも実感。

 

【大腿静脈への穿刺挿入】

 

指導される医師からは、物品の特徴、扱い方などの説明が一つ一つ丁寧に行われていました。

 

研修終了時間まで何度も繰り返しトレーニングする研修医の先生と、最後まで熱意ある指導をされる指導医。

 

 

【内頸静脈への穿刺挿入】

加藤先生によって一連のCV穿刺挿入がデモンストレーションされます。

 

エコー下でなかなか静脈を捉えられない先生に、穿刺の角度や向きなどの細やかな助言がされるとコツがつかめた様子。