Johns Hopkins大学の遠隔診療セッションに参加!
順天堂大学は2020年に米国ジョンズ・ホプキンス大学と提携を開始し、今般の状況が終息次第、双方の医学生の交換留学や医学部の交換授業、また共同研究を行っていくことでプロジェクトが進められています。
その一環として、より国際的に進んだ医療人の育成を目指すため、双方の大学のトレーニングセンターにて教育プログラムを開発することとなりました。
ジョンズ・ホプキンス大学のシミュレーションセンターはその規模が大変大きく、また抱えるスタッフの人数やトレーニング機器の種類・所有数が相当に多く、大学とその附属病院の医療スキルを支えているという、設備・マンパワーともに充実した施設です。
詳しくは海外視察記事をご覧ください。↓↓
すでにたくさんのシミュレーション・プログラムを実践しているジョンズ・ホプキンス大学ですので、まずはどのような教育をしているのかを体験することから始めることとなり、その第一歩として、10月9日(土)に順天堂大学の学生が、授業の一つにオンラインで参加することが叶いました。遠隔診療のセッションです。
設定されたシナリオの下、学生が医師役、患者(父母)役、患者(子供)役に割り当てられ、遠隔診療のシミュレーションを行います。現病歴や既往歴のヒストリートーキング等の問診から3つの鑑別診断を行い、セッション後にファシリテーターの下、その評価を行う、というプログラムです。
順天堂大学からは、USMLE取得を目指して頑張ってる4年生2名が参加。M2~M4までに英語科の授業で英語を用いた診療シミュレーション実習が行われ、何度か体験している学生さんたちでしたが、セッション後の感想では、「今回のセッションではシナリオ(スクリプト)がお互いに見せ合えないため、医師役の学生は患者の情報が全くないというシチュエーションの中で、よく質問を考えて鑑別診断を行っていた。そこが当大学で受けた授業と大きく違うところでリアルだった。大変勉強になった。」と、大きな成果があった様子。
今回は初めてのプログラムへの参加でしたが、今後も引き続き行っていき、近い将来には共同でプログラムがもてることを目指しています。