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【臨床研修センター/順天堂コアカン ビヨンド】 第3弾・麻酔科セミナーが開催されました!

11月20日(土)に初期臨床研修医を対象とした「麻酔科セミナー」が開催されました。臨床研修センターによる順天堂コアカンファレンス ビヨンドセミナーの中で、当センターで開催される講習会では第3弾となります。
今回は、麻酔科の手技の中でも初期臨床研修医が習得しておきたい「気道管理」と「硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔」の2つの手技について、麻酔科の先生方によるご指導の下、開催されましたのでその様子をご紹介いたします。

このセミナーは「順天堂コアカンファレンスプロジェクト」として、臨床手技のスキルアップをはかるため、研修医教育に熱く取り組まれる医師たちによって企画・開催されています。
※今年4月の「初期臨床研修オリエンテーション」を担当した医師が中心となっています。

 

講義・解説
はじめに気道管理のアルゴリズムや困難症例の解説、硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔の概要等の講義が行われました。講義の中では、手技に必要な最低限度の知識やデータ以外にも、実際に臨床の現場で起きた失敗談や危険を回避した体験談も語られ、「今ここにいる麻酔科医の中で全く失敗していない医師はいないと思う。対処する知識と技術、勇気をもって麻酔手技にあたってください。」との励みになるメッセージもありました。また、普段から、準備する物品の並べ方もルーティーン化し、手術では一手でも少なくし、時間を短縮させる、その意識も大事とのこと。物品の準備なども、シミュレーションによるトレーニングが可能な部分です。

 

 

 

手技指導

2グループに分かれて、気道管理と硬膜外・脊髄くも膜下麻酔の手技のトレーニングが行われました。

 

【硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔】

指導医による手技解説の様子。脊髄くも膜下麻酔時の穿刺針による合併症の違いなどの説明がありました。

 

川越いづみ先生による穿刺の指導                        胸椎や腰椎の数え方の指導

 

硬膜外麻酔(左)と脊髄くも膜下麻酔(右)のトレーニングの様子

 

 

【気道管理】

「一番大事な手技はマスク換気」とのことで、まずはマスク換気からトレーニング開始。

 

 

喉頭展開の指導の様子。正しい喉頭鏡の角度を一人一人が確認します。

 

気管支鏡によるアプローチの指導