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愛媛大学総合臨床研修センターを見学いたしました

8月19日(金)に愛媛大学医学部附属病院の総合臨床研修センターへ伺い、施設見学と教育面、運営面の情報交換を含む交流を行いました。当センターの福永センター長が愛媛大学医学部腫瘍外科教授の渡部祐司先生より愛媛大学のシミュレーショントレーニング施設をご紹介いただき、実現した施設見学です。

お忙しい中、総合臨床研修センターの熊木天児センター長、消化器腫瘍外科渡部先生をはじめ、指導と運営をされていらっしゃいます臨床研修チームの小松様、山根様にご案内いただきました。

 

総合臨床研修センターは、臨床研修トレーニングがメインとのことですが、学生教育にも力を入れており、多彩な教育プログラムをお持ちでした。1年生から系統立ててシミュレーション実習を行い、5年生まで手技訓練が網羅できるよう工夫されています。5年生ではその集大成として、スキルを確認し、なおかつスコアを競い合うというイベントを行うそうですが、学生に大変好評とのこと。教育には熱意と工夫が大切であることを実感した取り組みでした。

また、臨床の中で研修医や学生にトレーニングさせたいと感じた手技が、即時にハンズオンセミナーとして実践されます。実例をいくつかご紹介いただきましたが、内容はもちろんですが、必要なトレーニングがすぐに用意され、スキルアップがはかれる、その実践力や環境が大変素晴らしいと感じました。

施設内は大変広く、基本手技のトレーニング機器から高機能手術・検査機器までが充実していました。VRゴーグルの活用など、新しい取り組みもご教示いただきました。

今後も交流を行い、刺激を受けながら、当センターでも臨床力と医療安全を向上させるトレーニングを実践していきたいと思います。

 

トレーニングステーション。トレーニングのほか、ミーティングにも活用されるとのこと。

 

 

開放的なラパロのトレーニングルーム。また、高機能麻酔シミュレーターの解説をいただきました。