【高大連携】湘南白百合学園の医療体験
高大連携➀ 湘南白百合学園の医療体験
順天堂大学では高校との連携を積極的に進めており、大学進学の際の選択の幅を広げてもらえるよう、高校生に対して連携行事を行っています。その一環として、シミュレーションセンターにて見学・医療体験を行い、実際に医学部の学生と医師がトレーニングしているシミュレーション機器を体験してもらいました。
8月7日(月)は湘南白百合学園の中学・高校生30名が外科基本手技を体験をしました。
■はじめに那須元美先生よりシミュレーションセンターの紹介がありました。VRシミュレーション機器がたくさんあり、今日はその一部を体験しました。
■救急蘇生体験
この体験では、胸骨圧迫(心臓マッサージ)の速さや深さ、正しい圧迫の位置などについてレクチャーがあり、実際に体験しました。正確性を評価できるシミュレーターなので、練習後にテストに挑戦!皆さん一生懸命に救命されたので、ハイスコア連発でとても盛り上がりました。気管挿管も行い、肺に換気できると喜んでいた姿が印象的でした。
■VR(バーチャル・リアリティ)シミュレーション
VRシミュレーションは、内視鏡検査シミュレーション、腹腔鏡手術シミュレーション、ダヴィンチシミュレーションの3種類を行いました。検査や手術の映像がリアルなため、画面に術野が写っただけでも歓声が上がりました。「難しいけれど、本当に手術しているみたいな感覚で楽しかった。」(腹腔鏡手術)との感想もいただきました。
VR内視鏡シミュレーター(胃カメラ)で胃や十二指腸を観察
VR腹腔鏡では虫垂を切る手術体験を行いました。 ダヴィンチ手術の基本的な操作をゲームで体験。
■腹腔鏡下鉗子トレーニング SASUKE
「SASUKE」はTV番組でおなじみのSASUKEのように、外科手技の上達とそれを短時間で行えることを目的としたゲーム感覚の鉗子(かんし)トレーニングです。体腔内で鉗子を自在に操作するための練習を少しでも楽しく行うために婦人科の先生方によって考案されました。今日はプラスチックのグラスを積み重ねてタワーを作ったり、穴の開いた玉にひもを通して首飾りを作ったりなどの4種類の体験してもらいましたが、皆さん素晴らしい集中力とセンスで次々とクリアしていました。
この医療体験が、皆さんにとって医学部や医療系学部進学のモチベーションになれば嬉しいと思います。
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