【高大連携】Brock教授と高大連携高校との懇親会を行いました
11月6日(月)に本学との高大連携校の生徒15名がシミュレーションセンターを来訪し、米国Johns Hopkins大学教授のMalcolm Brock先生と懇親会を行いました。
Brock先生は10月24日から来日し、本学で英語科の講義や外科のカンファレンスでの講演、医師のキャリアや留学に関する学生との個別相談会などを行っていただきました。大変情熱的に講義される先生でいらっしゃるので、高校生の生徒たちも米国の医師と触れ合う機会がもてたら、今後のよい経験や刺激となるのではという考えから大学が設けた交流の場です。
開始前は緊張気味だった生徒たちでしたが、実は日本語が堪能なBrock先生。聞き取りやすく話してくださる英語のところどころに流ちょうな日本語でジョークが出ると笑いが起こり、あっという間にBrock先生のお話に引き込まれていました。また、生徒に質問をし、対話を取り入れた講義だったので、はじめは答えに躊躇する場面も見られましたが、次第に意見を伝えていた姿が印象的でした。
質問に答える生徒さん。Brock先生が日本語のジョークで返すことも。
Brock先生から「私は何歳だと思う?」と聞かれ「28歳に見える」と答えた生徒さんと、大喜びしながらハグをするBrock先生。 「I’m about 60!」に歓声が上がりました。
講義では初めに「How do you become the best?」の質問が生徒たちに投げかけられ、先生の経験からその回答をお話くださいました。先生の4人のメンターのお話や「Make it happen」という本から得たこと、short-time Goalsとlong-term Goalsの大切さと設定の仕方などです。そして先生は自分で作ったその目標リストを44年間欠かさず持ち歩いていて、毎日時間ができると声に出して読んでいるそうで、この日も「今も持っている」とポケットから出して生徒たち一人一人に見せてくださいました。
最後は生徒たちから質問が寄せられました。「医師になって大変だったことは?」「どうして日本に留学しようと思ったのか」などの質問に対して、じっくりと丁寧に回答されていました。
事後アンケートでは、「モチベーションが上がった、自信になった、夢が現実的に感じられた」などの意欲が向上する感想とともに、「初めての英語の講義だったが、自分は意外と英語ができるかもしれないという希望がもてた」「進路に関して良いきっかけがもてた」「人生で大切なことを学べた機会だった」など、懇親会の実施自体もよい感想をいただくことのできた結果でした。
毎年来てくださるBrock先生や連携校の先生方のご協力を得ながら進められたとても素敵なひと時でした。
順天堂大学には在学中にUSMLEの取得を目指す学生への対策コースや海外留学への対応などを積極的に行っています。Johns Hopkins大学への交換留学、研修医としての派遣など多くのプログラムが来年度より始まります。今後も順天堂大学の高大連携プログラムにご期待ください!