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第13回医療体験キッズセミナーを開催いたしました

3月2日(土)にシミュレーションセンター主催、第13回順天堂大学医療体験キッズセミナーを開催いたしました。今回の対象は小学4年生~中学3年生です。小・中学生対象の体験セミナーは新型コロナウイルス感染症の感染リスクを考慮して開催できずにおり、2020年2月以来およそ4年ぶりの開催でした。風の冷たい日でしたが、寒さに負けない元気な参加者が16名集まってくれました。今回は4ブース7種類の医療体験を用意いたしましたが、楽しんでいただけたのではないかと思います。

事後アンケートからは、「この体験を通して医療の道に進みたいと思った」という回答が多く寄せられ、子どもたちの夢や進路選択のお役に立てたことを嬉しく感じました。その他にも「非常に濃い3時間だった」「ドラマでは手術シーンを簡単そうだなと見ていたが、実際はとても集中力が必要で大変だということがわかった」「普段通っている病院の先生がどれだけすごいのかということが改めてわかった」「医学部の学生さんと実際にお話できて、大学生活のイメージがもつことができた」などの感想から、多くの気づきを得てもらえたこと、満足いただけたことも大変良かったと思います。

セミナーの様子をご紹介します。

 

【開会式】

折田副センター長の挨拶でスタート。その後、各体験ブースの説明が担当の医師・看護師からありました。白衣を来た参加者の皆さんは少し緊張気味でしたが、きらきらした目で説明を聞いていました。

 

【診察ブース】

■模擬患者診察(聴診・触診)

お医者さん役になり診察室で患者さんを診察する体験です。聴診器を使って患者役の西﨑先生(循環器内科)の胸の音を聴診したり、脈のはかり方を教えてもらって脈拍から診察したりと、普段病院で診察してもらっているような内容を体験しました。脈診は道具がなくてもできますので、ぜひ帰ってから家族を診察をしてみてほしいと思います。

聴診器の仕組みや使い方も教えてもらいます。

 

■胎児エコー検査

妊婦さんのお腹の中にいる胎児(赤ちゃん)をエコーで診察し、大きさや発育を検査します。担当の丸山先生(産婦人科)から「大きさだけでなくお医者さんたちはおなかの中の赤ちゃんの心臓や肺、脳が正常か、血液の流れは正常か、などを検査しているんだよ」などのお話を聞きながら、胎児を様々な断面で映して観察しました。

 

 

【腹腔鏡ブース】

■SASUKE(腹腔鏡鉗子トレーニングのためのゲーム)

今回は「星通し」「食事のセッティング」「貯金箱」の3種目に挑戦しました。各種目の成果で点数が付き、上位者には賞品が出ます。腹腔鏡用の鉗子操作は難しいのですが、村上先生(産婦人科)から持ち方や操作のこつを教えていただき、楽しんで取り組んでいるうちに上手に使えるようになっていたと思います。

「星通し」と「テーブルセッティング」にチャレンジする様子

 

【VRシミュレーションブース】

■ロボット支援手術シミュレーション(ダビンチシミュレーション)

ロボット手術の練習をするためのシミュレーターを体験しました。ロボット手術では4本の機械の腕がお腹の中に入り、手で手術しているように手首まで動かして切ったり縫ったりを行います。機械に慣れるために医師もゲーム感覚でできる練習から始めますが、今回は手首を動かす練習ができるゲームに挑戦しました。

シミュレーターに慣れるととても上手に鉗子(かんし)を動かすことができていました。

 

VR腹腔鏡手術シミュレーション

2~3種類の腹腔鏡手術を体験してもらいました。電気メスを使って病気の部分を切った後、出血部分の血を止めたり、洗浄水で洗ったり血液や洗浄水を吸い取る、など最後の作業まで体験しました。参加者が執刀医として操作し、折田先生(食道・胃外科)と木村さん(医学部)が助手としてカメラ(場合によって左手の操作も)でアシスト。協力して手術を完遂していました。

 

 

【手術室ブース】

■電気メス体験(協力:コヴィディエンジャパン株式会社)

電気メスを使って臓器から腫瘍(病気の部分)をくり抜く手術体験をしました。使用したのはコンニャク製の練習用模擬臓器で、実際にとても近い感触で練習することができます。腫瘍部分だけ切るのではなく、周囲1センチの部分にメスを入れて大きく焼き切ります。その手技のポイントや実際の手術でのお話を担当の伊藤先生(上部消化管外科)、本庄先生(大腸・肛門外科)から聞きながら、上手に腫瘍を取り除いていました。

 

 

■採血・点滴・注射体験

血管に針を刺す練習用の腕モデルを使って、採血の体験をしました。駆血帯で腕を縛るところからスタート。おそらくほとんどの参加者が実際に採血の針を持つことが初めてだと思いますので、緊張していたと思います。青木看護師、医学部の村越さんや福田さんが丁寧かつ安全に針の持ち方や刺し方のレクチャーがあり、チャレンジしました。採血管に擬似血液が採れると「本当に看護師さんになったような気がして楽しい!」と感想を教えてくれました。

希望者にはアドバンスで注射の体験もしてもらいました。

 

【閉会式】

折田副センター長から認定証が授与され、一人ずつ感想を発表してもらいました。楽しかったという感想をたくさんいただくことができました。

 

SASUKEの上位者には村上先生より賞品が贈られました。

 

 

 

♦ご協力ありがとうございました♦

参加者

折田創先生(シミュレーションセンター副センター長/食道・胃外科)、伊藤智彰先生(順天堂静岡病院外科教授)、西﨑祐史先生(総合診療科/循環器内科)、本庄薫平先生(大腸・肛門外科)、村上圭祐先生(産婦人科)、丸山洋二郎先生(順天堂練馬病院産婦人科)、渡邉武弘先生(食道・胃外科)、青木明子さん(看護部看護教育課)、高橋友子さん(シミュレーションセンター蘇生インストラクター)

コヴィディエンジャパン株式会社 泉様、小田垣様

科研製薬株式会社 松永様

村越和輝さん(M5)、福田彩乃さん(M3)、冨高真子さん(M2)、石井菜々子さん、一倉舞さん、木村研さん、福田幸純さん、宮本真鈴さん、六笠花保里さん(以上M1)、土井賢太郎さん(I2)