3月9日(土)に第4回医療体験キッズセミナーが開催されました。
第1回開催以来となる、小中学生も参加対象にした今回のキッズセミナーには、医療に興味をもった小学1年生から高校3年生までの26名が参加。小学校低学年の参加者も多かったことから、前回から一部内容を変更し、お子さんでも取り組みやすい、点滴静注や聴診を新たに加えた計9種類の体験を用意しました。
福永哲シミュレーションセンター副センター長(消化器・低侵襲外科教授)の開会宣言でスタート!北出真理先生(婦人科教授)によるSASUKEの説明や折田創先生(消化器・低侵襲外科)による縫合ブースの説明等、ご協力いただく先生方によるブース内容の紹介とブース間の案内役をする学生ボランティアの方々の紹介があり、いよいよ体験へ。
【救急蘇生ブース】
1.蘇生体験
除細動機を使用した救命体験や聴診を行いました。実際に夕部先生が患者役をしてくださると、参加者にも笑顔が。神田先生による現場でのお話は参加者に大好評でした。
2.点滴(静注)体験
実際に点滴の針を持ち、模擬血液を注入します。手術室看護師による説明はとてもわかりやすかったです!
【VRシミュレーターブース】
3.産科エコー体験(胎児超音波シミュレーター)
胎児モデルを使用しながら竹田先生が熱心にレクチャーしてくださいました。胎児が映ると参加者からは感嘆の声が。生命の神秘を感じられたでしょうか。
4.胃カメラ体験(内視鏡シミュレーター)
5.カテーテル挿入体験(アンギオグラフィシミュレーター)
学生によるオペレーションがとても詳しくて「いろいろな臓器や血管がわかってよかった」との感想が多く寄せられたコーナーでした。
6.手術トレーニング体験(腹腔鏡シミュレーター)
【SASUKEブース】
7.腹腔鏡下の鉗子操作を全10種類の婦人科オリジナルゲームによって体験
制限時間内に鉗子で操作した結果を全員が競います。たくさん種類があって面白かった!と一番人気のブースです。北出先生や村上先生をはじめ、業者の方々が各ゲームの結果を記録してくださり、最後に集計して各校種の1位を決めます。
【縫合ブース】
8.外傷縫合体験
実際に臨床で使用する針糸で、腕の切開部を縫合していきます。「針の操作が難しかったけど、それができたからすごく楽しかった」との感想も聞かれました。
9.電気メス体験
臓器を切る代わりに、今回は鶏肉や油揚げ等の食品で体験。電気メス使用時独特の焦げた匂いに驚いてる参加者も見られましたが、楽しいご指導により、リラックスして体験していました。
SASUKEの成績発表と表彰を北出先生よりしていただきました。小・中・高校生から各一人、記録が1位の人に賞品が贈られました。受賞者からのコメントの中には、ご指導いただいた先生方にお礼の言葉が述べられる嬉しい場面もあった表彰でした。
最後に福永先生よりキッズセミナー受講認定証を授与され、第4回医療体験キッズセミナーの幕を閉じました。
次回の開催は5月11日(土)(高校生対象)を予定しております。
今後の開催予定や申し込み方法に関しまして、ホームページにてご案内しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
♦♦♦♦♦いつもご協力ありがとうございます♦♦♦♦♦
主催:福永哲 シミュレーションセンター副センター長(消化器・低侵襲外科教授)
北出真理先生(産婦人科教授)、村上圭祐先生(産婦人科准教授)、竹田純先生(産婦人科准教授)、折田創先生(消化器・低侵襲外科准教授)、神田聡先生(消化器・低侵襲外科)、夕部由規謙先生(消化器・低侵襲外科)、頴川博芸先生(消化器・低侵襲外科)、来間一平さん(看護部B棟手術室)、髙山碧さん(看護部B棟手術室)
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